LAND-FX(ランドエフエックス)の評判と評価!デメリットも解説

LAND-FXは、2013年に設立した海外FX業者で、イギリス・ニュージーランド・中国・マレーシア・エジプトなど、世界13カ国にオフィスを構えるグローバル企業だ。

日本人にはXMやAXIORYといった業者が依然として人気だが、ここ最近はLAND-FXの利用者も急増している。

現在、多くのトレーダーがさまざまな角度からLAND-FXを評価するようになったことで、信ぴょう性の高い評価が増えた一方、無茶なトレードをして大負けしたトレーダーからの悪評も同じくらい目立つ。

そのため、初心者の人にとっては、かえってLAND-FXの本来の実力が分かりにくくなってしまっているのではないだろうか?

この記事では、LAND-FXのメリット・デメリット・特徴を、分かりやすく解説していきたいと思う。

結論から言うと、LAND-FXは、スキャルピング・極端な少額取引・極端な大口取引などには向いておらず、平均的なデイトレード・スイングトレードに適した業者だ。

自分のトレードスタイルに合った業者かどうか、判断を間違えないようにしてほしい。

まずは「LAND-FXでの取引に向いている人」「他社で取引したほうが良い人」を明確にしておこう!

LAND-FXでの取引に向いている人

豪華な入金ボーナスを重視する人

ポイント入金ボーナスは「10%入金ボーナス(出金可能)」「100%入金ボーナス(出金不可)」「5%リカバリーボーナス(ロスカット後にもらえる)」の3種類から選べる。

取引コストを抑えて平均的なトレードをする人

ポイント取引手数料は、「Live口座」が無料、「ECN口座」は10万通貨あたり片道3.5ドルと良心的。どちらの口座タイプも、スプレッドは業界でも1位2位を争うほどタイトで安定している。ECN口座の米ドル円なら、マイナススプレッドも頻繁に記録している。デイトレード・スイングトレードに最適。

他社で取引したほうが良い人

快適にスキャルピングがしたい人

ポイントスキャルピングは認められているが、「サーバーに過度な負荷を与えるスキャルピング行為」は禁止されている。また、「スキャルピングの定義が不明瞭」「サーバーダウンが多発している」「スリッページが多い」といったことから、スキャルピングメインで取引する人にはあまりオススメできない。

出来るだけハイレバレッジで取引したい人

ポイント最大レバレッジは、「Live口座」が500倍、「ECN口座」が200倍と、海外FXにしては少々控えめだ。もちろん国内FXよりは断然高いが、海外FX業者の中では一般的と言える。また、LAND-FXでは、口座資金と保有ポジション数によって、最大レバレッジが制限されることもあるので注意してほしい。

極端な少額取引・極端な大口取引をする人

ポイント最小取引数量は1,000通貨だが、量最低入金額が少々高いので、ある程度の資金を用意する必要がある。また、最大取引数量も他社より低く、1ポジションあたり30ロット、1口座あたり100ロットまでなので、他社よりも大口取引や自動売買をするには余裕がない。


LAND-FXの公式サイトはこちら

まず初めに、LAND-FXの特徴を大まかに解説する。

LAND-FXには、以下の3種類の口座タイプが用意されている。

LAND-FXの口座タイプ
LPボーナス口座 Live口座 ECN口座
取引形態 NDD STP方式 NDD ECN方式
通貨ペア 67種類 63種類
最大レバレッジ 500倍 200倍
最小取引数量 0.01ロット
(1,000通貨)
0.1ロット
(10,000通貨)
最大取引数量 1ポジションあたり:30ロット(300万通貨)
1口座あたり:100ロット(1,000万通貨)
取引手数料 無料 片道3.5ドル
スプレッド
(米ドル円)
変動制
0.7pips〜
変動制
-0.1pips〜
マージンコール 50%
ロスカット 30%
ゼロカット あり(要審査)
初回入金額 入金方法ごとに異なる
両建て 可能
自動売買 可能
ボーナス 対象 対象外

※ スプレッドは、2019年6月3日23時台の最小値。
※ 取引手数料は、1ロット(10万通貨)あたりの金額

各口座タイプは、基本的に取引形態・最大レバレッジ・最小取引数量・取引コスト(取引手数料・スプレッド)の4つが異なる。(「Live口座」と「LPボーナス口座」の取引条件は、ボーナス以外は同一)

注目すべき点は、いずれの口座タイプも、スプレッドが他社よりも狭く安定していることだ。

また、中上級者向け「ECN口座」は、外付け取引手数料が10万通貨あたり片道3.5ドルかかるが、トータルコストで考えた場合でも他社より有利となる。

LAND-FXの最大のメリットは、この取引コストの安さだ。

最大レバレッジは、他社よりもちょっと控えめで、「Live口座」「LPボーナス口座」が500倍、「ECN口座」が200倍となっている。

ロスカット水準は30%だ。海外FX業者の中では一般的と言える。

ゼロカットも採用しているため、口座資金以上の損失が発生することはない。

また、入金ボーナスも3種類あり、とても充実している。

しかし、LAND-FXの最大の問題点は、約定力の低さとサーバーの弱さにある。

もともと「よく滑る」と評判であり、さらにサーバーダウンも多い。

スキャルピングは一応認められているが、このような取引環境で実践するには少々リスクが高い。

ゼロカット適用の審査も厳しい。LAND-FXに不正と判断された取引で発生した損失は、ゼロカット対象外になってしまう可能性もある。

取引形態にはNDD方式を採用し、透明性の高い取引環境を低コストで利用できることが、LAND-FXの大きなセールスポイントとされている。

さらに、以下のような大手金融機関をLP(リクイディティプロバイダー)にすることで、高い流動性を提供できるだけのしっかりとした土台を構築しているようだ。

しかし、実際はDD方式(取引にディーラーが介入する業者との相対取引)を採用しているという噂もある。

LAND-FXのスプレッドの狭さと安定性が、「相対取引によるものなのか?」「LPが充実しているためなのか?」は不明だ。

そのため、どれだけ取引条件が良いとしても、安心してトレードするには一抹の不安を感じる業者ではある。

ただ、今のところ極端なストップ狩りの被害にあったという報告はない。

サーバー障害で発生した損失はちゃんと全額補填したり、お詫びにボーナスを提供したりするなど、フォローもしっかりしている。

このように、LAND-FXは最近になってようやく強み弱みがはっきりしてきたため、ポイントさえしっかり押さえておけば上手に活用できるだろう。

 

LAND-FXのメリット5つ

メリット

  • 選べる3つの入金ボーナス
  • スプレッドが非常に狭く取引手数料も格安
  • 通貨ペアが最大67種類と豊富
  • スワップポイントはマイナスが多いが支払額はそこまで高くはない
  • 入出金方法・トレードツールが充実している

ツール選べる3つの入金ボーナス

プロモーション 内容 対象口座
10%入金ボーナス 初回入金額の
10%ボーナス
(出金可能)
Live口座
100%入金ボーナス 初回・追加入金額の
100%ボーナス
(出金不可)
LPボーナス口座
リカバリーボーナス ロスカット後に
初回入金の5%ボーナス
(出金不可)
Live口座

LAND-FXでは、上記3種類の入金ボーナスがもらえるプロモーションが常に実施されている。

「ECN口座」は、すべて対象外なので注意してほしい。

この中でもオススメなのが「LPボーナス口座」の100%入金ボーナスだ。

 

10%入金ボーナス(出金可能)

「Live口座」では、初回入金3万円以上に対し、10%の入金ボーナスが上限30万円までもらえる。

ちなみに、この入金ボーナスは全額出金することができる。

ただし、「ボーナスを獲得するためには入金後一定数量の取引が必要」「追加入金は対象外」という点に注意してほしい。

また、もらえるボーナス・出金できるボーナスよりも、損失のほうが大きくなる可能性もあるので、初心者の人には次に紹介するLPボーナス口座の100%入金ボーナスをオススメする。

ボーナスの特徴

  • 3万円以上の初回入金に対し10%ボーナス
  • ボーナス上限は30万円
  • ボーナス獲得には一定数量の取引が必要(以下の表参照)
  • ボーナスは全額出金可能
  • 資金を一部でも出金するとボーナスは全額消滅
  • プロモーションを利用する場合は、LAND-FXへメールで申請する

【参考】必要取引数量(通貨)= 入金額 (円)× 20

 

100%入金ボーナス(出金不可)

「LPボーナス口座」を開設すると、初回・追加入金に対し100%入金ボーナスが上限50万円までもらえる。

還元率以外で、先ほどの10%ボーナスと異なる点は、ボーナス自体は出金できない代わりに、「追加入金もボーナス対象」「ボーナス獲得のために一定数量取引する必要がない」というところだ。

「資金を一部でも出金するとボーナス全額消滅」という条件付きだが、縛りがそれほどキツくないため、なくなかなか使いやすいボーナスと言えるだろう。

ボーナス以外の取引条件は、「Live口座」と同一である。

ボーナスの特徴

  • 1万円以上の初回・追加入金に対し100%ボーナス
  • ボーナス上限は50万円
  • 取引条件は「Live口座」と同一
  • ボーナスは出金不可
  • 資金を一部でも出金するとボーナスは全額消滅
  • 10%入金ボーナス・5%リカバリーボーナスとの併用不可
ボーナスの獲得イメージ
入金額 100%
ボーナス
取引資金
合計
1万円 1万円 2万円
5万円 5万円 10万円
10万円 10万円 20万円
30万円 30万円 60万円
50万円 50万円 100万円
60万円 50万円 110万円

現在「LPボーナス口座」では、「令和記念」の追加プロモーションも実施されている。(2019年6月時点)

「LPボーナス口座」の100%入金ボーナス50万円を全て使い切った人なら、このプロモーション期間中(2019年5月1日~ 8月31日)に初回・追加入金をすれば、さらに上限30万円の100%入金ボーナスがもらえる。

このように、LAND-FXでは追加プロモーションが実施されることもあるので、「LPボーナス口座」は開設しておくだけでも損はない。

令和記念プロモーションの特徴

  • プロモーション期間:2019年5月1日~ 8月31日
  • 対象者:LPボーナス口座の100%入金ボーナス50万円を使い切った人
  • 1万円以上の初回・追加入金に対し100%ボーナス
  • ボーナスの上限は30万円
  • ボーナスは出金不可
  • 資金を一部でも出金するとボーナスは全額消滅
  • 10%入金ボーナス・5%リカバリーボーナスとの併用不可
  • プロモーションを利用する場合は、LAND-FXへメールで申請する

 

5%リカバリーボーナス(ロスカット後に損失をカバー)

「Live口座」でロスカットされてしまった場合、損失救済として初回入金額の5%ボーナスがもらえる。

条件は、「初回入金3万円以上」「ロスカット後の残高3,000円以下」、また10%ボーナス同様「利用できるのは1回限り」「ボーナスを獲得するには一定数量の取引が必要」だ。

ただし、「ボーナス自体は出金不可」という点が、先ほど10%ボーナスとは異なる。

ちなみに「一定数量の取引」とは、ロスカットのタイミングは特に関係なく、口座開設以降の取引がすべて対象となる。

もし、ボーナス獲得に必要な取引数量が足りない場合は、追加入金をしてさらに取引する必要がある。

その結果、さらにロスカットや損失が膨らむ可能性もあるので注意してほしい。

ボーナスの特徴

  • 初回入金3万円以上に対し5%ボーナス
  • ロスカット後の残高3,000円以下
  • ボーナス獲得には一定数量の取引が必要(以下の表参照)
  • ボーナスは出金不可
  • 資金を一部でも出金するとボーナスは全額消滅
  • プロモーションを利用する場合は、LAND-FXへメールで申請する

【参考】必要取引数量(通貨)= 入金額 (円)× 20

 

スプレッドが非常に狭く取引手数料も格安

Live口座

1万通貨あたりの取引コストの比較

Live口座
axiory
スタンダード口座
米ドル円
米ドル円
往復手数料 無料 無料 無料
スプレッド 0.7〜0.9pips 1.2〜1.4pips 1.6〜1.7pips
トータル 70〜90円 120〜140円 160〜170円
ユーロ円
ユーロ円
往復手数料 無料 無料 無料
スプレッド 1.3〜1.7pips 1.2〜1.4pips 2.2〜2.4pips
トータル 130〜170円 120〜140円 220〜240円
ポンド円
ポンド円
往復手数料 無料 無料 無料
スプレッド 1.2〜1.5pips 1.5〜1.8pips 3.1〜3.4pips
トータル 120〜150円 150〜180円 310〜340円
豪ドル円
豪ドル円
往復手数料 無料 無料 無料
スプレッド 1.6〜2.0pips 1.5〜1.8pips 3.1〜3.3.pips
トータル 160〜200円 150〜180円 310〜330円
NZドル円
NZドル円
往復手数料 無料 無料 無料
スプレッド 1.7〜2.0pips 1.7〜1.9pips 2.8〜2.9pips
トータル 170〜200円 170〜190円 280〜290円
ユーロドル
ユーロ米ドル
往復手数料 無料 無料 無料
スプレッド 0.8〜0.9pips 1.1〜1.2pips 1.6〜1.8pips
トータル 88〜99円 121〜132円 176〜198円
ポンド米ドル
ポンド米ドル
往復手数料 無料 無料 無料
スプレッド 1.0〜1.1pips 1.3〜1.5pips 1.9〜2.3pips
トータル 110〜121円 143〜165円 209〜253円
豪ドル米ドル
豪ドル米ドル
往復手数料 無料 無料 無料
スプレッド 1.2〜1.3pips 1.5〜1.7pips 1.8〜2.0pips
トータル 132〜143円 165〜187円 198〜220円
NZドル米ドル
NZドル米ドル
往復手数料 無料 無料 無料
スプレッド 1.6〜1.8pips 1.7〜1.9pips 2.7〜2.9pips
トータル 176〜198円 187〜209円 297〜319円

※ 2019年6月3日23時台のスプレッド。
※ すべて日本円口座におけるトータルコストを、1ドル110円で円換算。

ECN口座

1万通貨あたりの取引コストの比較
 

ECN口座
米ドル円
米ドル円
往復手数料 0.7ドル 0.6ドル 1ドル
スプレッド -0.1〜0.1pips 0.1〜0.3pips 0.0〜0.2pips
トータル 67〜87円 76〜96円 110〜130円
ユーロ円
ユーロ円
往復手数料 0.7ドル 0.6ドル 1ユーロ
スプレッド 0.0〜0.1pips 0.2〜0.4pips 0.0〜0.3pips
トータル 77〜87円 86〜106円 144〜154円
ポンド円
ポンド円
往復手数料 0.7ドル 0.6ドル 1ポンド
スプレッド 0.4〜0.5pips 0.5〜0.9pips 0.5〜1.0pips
トータル 117〜127円 116〜156円 194〜244円
豪ドル円
豪ドル円
往復手数料 0.7ドル 0.6ドル 1豪ドル
スプレッド 0.0〜0.3pips 0.2〜0.6pips 0.9〜1.2pips
トータル 77〜107円 86〜126円 168〜198円
NZドル円
NZドル円
往復手数料 0.7ドル 0.6ドル 1NZドル
スプレッド 0.2〜0.4pips 0.5〜1.0pips 1.6〜1.8pips
トータル 97〜117円 116〜166円 233〜253円
ユーロドル
ユーロ米ドル
往復手数料 0.7ドル 0.6ドル 1ユーロ
スプレッド 0.0〜0.1pips 0.0〜0.2pips 0.1〜0.3pips
トータル 77〜88円 66〜88円 135〜157円
ポンド米ドル
ポンド米ドル
往復手数料 0.7ドル 0.6ドル 1ポンド
スプレッド 0.2〜0.3pips 0.0〜0.4pips 0.2〜0.5pips
トータル 99〜110円 66〜110円 166〜199円
豪ドル米ドル
豪ドル米ドル
往復手数料 0.7ドル 0.6ドル 1豪ドル
スプレッド 0.0〜0.1pips 0.3〜0.5pips 0.3〜0.5pips
トータル 77〜88円 99〜121円 111〜133円
NZドル米ドル
NZドル米ドル
往復手数料 0.7ドル 0.6ドル 1NZドル
スプレッド 0.1〜0.2pips 0.5〜0.7pips 0.9〜1.1pips
トータル 77〜99円 121〜143円 177〜199円

※ 2019年6月3日23時台のスプレッド。
※ すべて日本円口座におけるトータルコストを、1ドル110円で円換算。
※ XMの取引手数料は、1ロットあたり片道5通貨のため、1ドル110円・1ユーロ124円・1ポンド144円・1豪ドル78円・1NZドル73円として円換算。

上記は、スプレッドと取引手数料をもとに、1万通貨あたりの取引にかかるトータルコストを算出したものだ。

LAND-FXの場合、一般向けの「Live口座」は、取引手数料無料でスプレッドがやや広く、中上級者向けの「ECN口座」は、取引手数料が10万通貨あたり片道3.5ドル発生するがスプレッドが非常に狭い。

トータルコストに換算すると、どちらの口座も業界水準をはるかに下回り、通貨ペアによっては低コストで評判のAXIORYよりも断然安い。

この取引コストの安さが、LAND-FXの最大の特徴である。

 

通貨ペアが最大67種類と豊富

通貨ペア

クロス円の種類
米ドル円
NZドル円
NZドル円
ユーロ円
ユーロ円
豪ドル円
豪ドル円
ポンド円
ポンド円
カナダドル円
カナダドル円
スイスフラン円
スイスフラン円

+ クロスカレンシーの種類

AUD/CAD EUR/NZD GBP/MXN USD/CHF
AUD/CHF EUR/PLN GBP/NOK USD/CNH
AUD/NZD EUR/RUB※ GBP/NZD USD/CZK
AUD/USD EUR/SEK GBP/PLN USD/DKK
CAD/CHF EUR/SGD GBP/SEK USD/HKD
EUR/AUD EUR/TRY GBP/SGD USD/HUF
EUR/CAD EUR/USD GBP/TRY USD/ILS※
EUR/CHF EUR/ZAR GBP/USD USD/MXN
EUR/CZK GBP/AUD GBP/ZAR USD/NOK
EUR/DKK GBP/CAD NOK/SEK※ USD/PLN
EUR/GBP GBP/CHF NZD/CAD USD/RUB※
EUR/HKD GBP/CZK NZD/CHF USD/SEK
EUR/HUF GBP/DKK NZD/SGD USD/SGD
EUR/MXN GBP/HKD NZD/USD USD/TRY
EUR/NOK GBP/HUF USD/CAD USD/ZAR

※ ECN口座は取扱いなし

※ 通貨記号:AUD:豪ドル、CAD:カナダドル、CHF:スイスフラン、CNH:オフショア人民元、CZK:チェココルナ、DKK:デンマーククローネ、EUR:ユーロ、GBP:英ポンド、HKD:香港ドル、HUF:ハンガリーフォリント、ILS:イスラエルシェケル、JPY:日本円、MXN:メキシコペソ、NOK:ノルウェークローネ、NZD:NZドル、PLN:ポーランドズウォティ、RUB:露ルーブル、SEK:スウェーデンクローナ、SGD:シンガポールドル、TRY:トルコリラ、USD:米ドル、ZAR:南アフリカランド

LAND-FXは、通貨ペアの種類が多く、「Live口座」が67種類、「ECN口座」が63種類(EUR/RUB・NOK/SEK・USD/ILS・USD/RUBの取扱いなし)もある。

海外FX業者なのでクロス円の種類は少ないのだが、反対にマイナー通貨ペアを豊富に取扱っている。

 

スワップポイントはマイナスが多いが支払額はそこまで高くはない

スワップポイント

1万通貨あたりのスワップポイントの金額

LAND-FX

AXIORY

XM

SBI FXトレード
米ドル円
米ドル円
23円 -3円 52円 81円
-102円 -28円 -113円 -82円
ユーロ円
ユーロ円
-5円 -35円 -39円 -11円
-6円 0円 -27円 9円
ポンド円
ポンド円
-3円 -7円 0円 34円
-10円 -53円 -76円 -36円
豪ドル円
豪ドル円
-1円 22円 5円 30円
-7円 -87円 -67円 -32円
ユーロドル
ユーロドル
-14円 -51円 -134円 -95円
3円 6円 66円 93円
南アランド円
南アランド円
- 7円 - 13円
- -22円 - -14円
トルコリラ円
トルコリラ円
- 39円 - 87円
- -777円 - -93円

※ 2019年3月22日における1万通貨/1日あたりの金額。1ドル110円で円換算。

LAND-FXでは、スワップポイントによる利益は期待できない。

そもそも、海外FX業者ではスワップポイントを狙った中長期トレードには向いていない。

ほとんどの通貨ペアが、売りも買いもマイナス(支払い)かつ支払額も高いため、日をまたくトレードをした場合、スワップポイントがコストになってしまうからだ。

LAND-FXのスワップポイントもマイナスばかりなので、国内FX業者SBI FXトレードと比べると非常に不利である。

しかし、そのほかの海外FX業者と比較すると、支払額はそこまで高くはないため、海外FX業者の中ではまずまずの条件と言えるだろう。

 

入出金方法・トレードツールが充実している

LAND-FXでは、さまざまなサービスが充実してきている。

最近では、国内銀行入金サービスが再開されたため、格段に入出金の利便性が改善された。

資金は、LAND-FXが所有するみずほ銀行の口座に送金するだけなので、平日15時までなら当日中に口座反映する。手数料も、送金元銀行の振込手数料を負担するだけだ。

詳しい入出金方法については「入出金方法と手数料」を参照してほしい。

また、LAND-FXのトレードツールは以前までMT4のみだったが、2018年末になってついにMT5にも対応した。

最近では、MT5に対応した優れたインディケータ・EAが数多く配布されている。

しかし、MT4とMT5では開発言語が異なるため、双方でインディケータ・EAを共有することはできない。

現状は、まだまだMT4を使い続けているユーザーが多いが、早いうちから今後主流になるであろうMT5を使ったトレードに慣れておくのももいいだろう。

 

LAND-FXのデメリット4つ

デメリット

  • 約定力の低さとサーバーの弱さが問題
  • 口座資金とポジション数によるレバレッジ制限あり
  • ゼロカット適用には審査あり・スキャルピングにも向かない
  • 金融ライセンスなし・信託保全なし

 

約定力の低さとサーバーの弱さが問題

LAND-FXは、以前からスリッページが多いことで有名である。

また、基本的にスプレッドは平常時・重要指標発表時も安定しているが、予想以上に広がるタイミングもあるため注意が必要だ。

公式サイトには、「 Equinix、PrimeXm、RousTechと提携し、取引スピードを高めた低レイテンシーの接続を提供している」「世界最高水準のインターネットバックボーンをご用意」「世界中どこからでも取引ができることを保証し、お客様が注文した取引は最速で執行されます」などと記載されている。

LAND-FXの新規口座開設者は、スプレッドの狭さから最初は期待を膨らませて取引を始めるのだが、実際蓋を開けてみた結果、約定力の低さに嘆いている人が多く見受けられる。

また、LAND-FXでは、2019年に入り大きなサーバーダウンが多発している。

先ほどのスリッページの多さに加え、このサーバーの弱さもスキャルピングをする上で非常に不利に働く。

直近では、6月の欧州政策金利発表時にサーバーダウンし、多くのトレーダーが復旧まで損切りができなかったことで多大な損害が出てしまったようだ。

LAND-FXからのメール(2019年6月7日付)

ただし、LAND-FXは損失補填とボーナスを提供することで、しっかり損害補償をしている。

口コミなどを見るといろいろ言われてはいるが、この迅速な対応には誠意が感じられ、なかなか評価できるポイントである。

 

口座資金とポジション数によるレバレッジ制限あり

最大レバレッジは、口座残高と保有ポジションによって変動する。

このルールは他社も採用しており一般的ではあるが、「口座資金を投入する」「大口取引をする」ほど、取引の必要証拠金が増え、口座資金を圧迫しロスカットまでの余力がなくなっていく。

また、最大取引数量は「1ポジションあたり30ロットまで」「1口座あたり100ロットまで」と他社より少ないため、そもそもLAND-FXは大口取引には向いていない。

特に自動売買で、ポジション数・取引数量が多くなるEAを稼働させた場合は、この制限に引っかかり最大レバレッジが規制される可能性があるので注意してほしい。

 

ゼロカット適用には審査あり・スキャルピングにも向かない

LAND-FXでは、ゼロカット適用に審査がある。

この審査によって「不正な取引で発生した損失」と判断された場合は、ゼロカットの対象となってしまう。

具体的な審査内容は公開されていないが、LAND-FXでは以下の取引行為を禁止している。

  • 両建て取引(同一口座内の両建ては可能)
  • 接続遅延・レートエラーを 利用した取引
  • 裁定取引(アービトラージ)
  • ボーナスを悪用する取引等
  • サーバーに過度な負担をかけるスキャルピング行為

また、この中で特に注意してほしい点が「サーバーに過度な負担をかけるスキャルピング行為」だ。

LAND-FXでは、スキャルピング・経済指標発表時の取引・自動売買に制限はない。

しかし、スキャルピングの判断基準が不明瞭なので、自分が「大丈夫だろう」と思っていても、利益没収・出金拒否などのペナルティを受けてしまう可能性があるため注意が必要だ。

 

金融ライセンスなし・信託保全なし

日本人アカウントを管理しているのは、ニュージーランドにある「Land Prime Ltd.」という運営会社だ。

現在、この会社はニュージーランドでの法人登録のみで、金融ライセンスは保有していない。

以前は、NEW ZEALAND COMPANIES OFFICEの金融ライセンス「FINANCLAL SERVICE PROVIDERS(FSP)」を取得していたが、2017年4月22日に登録が抹消された。

これは、NEW ZEALAND COMPANIES OFFICEが、金融ライセンスの登録条件を厳しくしたためと考えられている。

顧客資産は分別管理されているが、信託保全や各種保険制度に加入していないため、万が一LAND-FXが破綻した際に、第三者機関からの資産補償は何もない。

この点だけ見れば、LAND-FXの信頼性には疑問符がつくだろう。

しかし、LAND-FXのヨーロッパアカウントを運営する「LandFX UK Ltd.」では、日本の金融庁のモデルともなった英国金融行動監視機構(FCA)の金融ライセンスを取得している。

FCAには、イギリスの多くの金融機関が登録しており、「審査が非常厳しい」「資産補償が手厚い」ことで有名だ。

FSPにおける過去の実績も考慮された上で、このFCAライセンスを取得しているので、グループ全体で見た場合は信頼性が高いと判断できる。

また、前述した通り、サーバーダウン時には自主的に損額補填+お詫びのボーナスを提供するなど、トレーダーへの補償体制はしっかりしている。

 

LAND-FXでトレードを始める前に

デモトレードをしてみよう

LAND-FXでは、MT4・MT5を使いデモトレードができる。

どちらもパソコン版は公式サイトから、スマホアプリはApple StoreまたはGooglePlayから無料でダウンロードできる。

MT4・MT5は、デモアカウントを登録しなくても、注文以外の機能は全て利用できるため、時間に余裕のない人はダウンロードだけして、隙間時間に触っておくのもいいだろう。

パソコン版のダウンロード

スマホアプリのダウンロード

MetaTrader 4. 通貨市場

MetaTrader 4
開発元:MetaQuotes Software Corp.
無料

MetaTrader 5

MetaTrader 5
開発元:MetaQuotes Software Corp.
無料

 

入出金方法について理解しよう

入出金に必要な手続き

デモトレードである程度の感じをつかんだら、資金を口座に入金していよいよ本番だ。

口座開設のために、事前に以下の必要書類(画像データ)を準備しておいてほしい。

身分証明書(期限内・写真付き)
  • パスポート
  • 運転免許証
  • IDカードなど
住所証明書(発行から6か月以内)
  • 銀行取引明細書
  • 公共料金の請求書など

 

入出金方法と手数料

入出金方法

入出金方法 最低入金額 反映時間 手数料
入金 クレジットカード
デビットカード
1万円 1時間以内 無料
国内銀行送金 5万円 平日15時までは
当日中
海外銀行送金 1~2営業日
STICPAY 5ドル 即時
Bitcoin 1万円
出金 クレジットカード
デビットカード
- 最大45営業日 無料
海外銀行送金 2〜5営業日 45ドル
STICPAY 即時 0.3ドル
+
出金額の2.5%

LAND-FXの入出金方法はとても多彩で、口座反映も基本的にスムーズだ。

クレジットカードはもちろん、国内銀行送金が利用できるのはありがたい。

ただし、最低入金額が少々高いことと、クレジットカード出金以外の出金手数料も高いため、あまり頻繁に入出金しないほうが良いだろう。

また、どのような取引をしていたのかは不明だが、なかなか出金が許可されない人もいるようだ。

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