海外FXでは、数百倍〜数千倍のハイレバレッジで取引できることに加え、豪華な取引ボーナスがもらえるキャンペーンもあるため、国内FXよりも少ない資金を何倍にもできるチャンスがある。
そうは言っても、最初は誰でも「海外FXは怖い」というイメージを少なからず持っているだろう。
そのため、まずは海外FX初心者の人が抱きやすい疑問にいくつかお答えしよう。
海外FX よくある疑問
ポイントハイレバレッジ・取引ボーナス・ゼロカット制度・ロスカット水準の低さ・取引形態に透明性の高いNDD方式を採用していることなどが大きな魅力。少額資金での勝つか負けるかの大勝負や、スキャルピング・自動売買による小さな利益をコツコツ稼ぐような手法は、取引条件の厳しい国内FXではなかなか実践できないトレードスタイル。
海外FX業者の選び方がよくわからない
ポイント海外FX業者特有のハイレバレッジを活かしたスキャルピング・短期売買・自動売買がメインとなるため、レバレッジの高さ・ボーナスの充実度・スプレッドと取引手数料の安さ・取引制限の少なさを意識して業者を選ぶようにしよう。基本的に、スワップポイントは期待できない。
口座開設や入出金が面倒じゃないの?
ポイント口座開設に必要なものは、運転免許証やパスポートなどの身分証明書と、クレジットカード明細や銀行明細などの現住所確認書類の2点が一般的。資金の入出金は、クレジットカードやbitwalletが使える業者なら、手数料も安くスピーディー。
資金は安全?英語が苦手だし万が一の時の対応が不安
ポイント日本人に人気の業者は、ほとんど日本語公式サイト、日本語サポートを導入しているためコミュニケーションの問題はない。顧客資金と業者資金が明確に分別管理されていることが基本であり、厳格な金融ライセンスを取得し独自に信託保全や保険に加入している業者を選べばさらに安心。
海外FX業者を選ぶときには、最低限「安全栓・信頼性」を重視することが大切だ。
その上で、お得にトレードするために「ボーナス・キャンペーンが充実しているかどうか?」、利益を出すために「約定力・約定スピード、スキャルピングの条件、自動売買の条件、スプレッド・取引手数料・スワップポイントなどが有利かどうか?」といった点に注目しなければならない。
また、海外の業者なので、日本語によるサポートが充実している業者であれば、何か問題があってもすぐに解決に繋がりやすいため安心だ。
この記事では、以下の8つのポイントごとに海外FX17社を徹底的に比較し各業者の特徴やメリット・デメリットを解説していくので、ぜひ業者選びの参考にしていただきたい。
各社の特徴・メリット・デメリット
XM Trading(エックスエム・トレーディング)|初心者の海外FXデビューに最適な総合力の高い人気業者
メリット
✔︎ レバレッジ最大888倍
- マイクロ口座なら10通貨から取引できるので、証拠金は最低約1円から。
- そのほかの口座も1,000通貨からなので少ない資金で取引できる。
✔︎ 口座資金は保険でカバー
- AIG保険で最大100万ドルまで補償。
- 分別管理も徹底されており、ゼロカットもあるから安心。
✔︎ 3種類のキャンペーンでお得にトレード
- 口座開設ボーナス3,000円・100%+20%入金ボーナス・ポイントプログラムの3種類。
- キャンペーンは1種類だけじゃなく、3種類すべてもらうこともできる!
✔︎ 取引ツールは2種類から選べる!
- MT4とMT5が両方使える。
- もちろんスマホ・タブレットでも。
デメリット
✔︎ XM Zero口座の取引手数料が5ドルと高い
- スプレッドは非常に狭いが、取引手数料が10万通貨あたり片道5通貨と高い。(他社とは計算方法が異なる)
セーシェル FSA | 最大100万ドル | 57 種類 |
888倍(500倍) | 10通貨(1,000通貨) | 非常に良い |
無料(5通貨) | 1.6pips(0.1pips) | 可能 |
可能 | 3種類 | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、XM Zero口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
XM Tradingの特徴
海外FX初心者の人は、まずはXM Trading(エックスエム・トレーディング)を選んでおけば間違いないだろう。
セーシェルの金融ライセンスを保有し、最大100万ドルの資産保証もあるため、信頼性が高く大きな入出金トラブルもほとんど聞かない。
日本語サポートも完璧なので、海外FXに不安を覚える日本人トレーダーからは絶大な人気を博している。
口座タイプは、一般向けの「マイクロ口座」「スタンダード口座」と、中上級者向けの「XM Zero口座」の3種類だ。
「マイクロ口座」なら最小取引数量が10通貨から、「スタンダード口座」でも最小取引数量が1,000通貨からトレードできる。
また、どちらの口座も初回入金額が5ドルからで良く、最大レバレッジは888倍、口座開設ボーナス・入金ボーナス・ポイントプログラムも対象なので、非常に少ない資金で海外FXを始められることが大きな強みだ。
トレードツールは、定番のMT4と機能が強化されたMT5がどちらも使える。
スキャルピング・自動売買の制限もないため、余計な不安を抱えず海外FXにチャレンジしたい人にはもってこいである。
XMは、取引スペック・サービスのバランスが非常に良いため、海外FX業者を比較をするときの一つの基準にすると、自分が求めているスペックの業者を探しやすいだろう。
XM Tradingの注意点
XMは非常に総合力の高い業者だが、「XM Zero口座」の取引手数料だけは他社と比較すると割高で、10万通貨あたり片道5通貨と少々高い。(他社とは計算方法が異なる)また、最大レバレッジも500倍だ。
取引コストは多少かさむが、高い約定力、安定したサーバー、きめ細かい日本語サポートなど、XMの優れた取引環境を利用するサービス料金と考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるだろう。
初心者の人は、一般向け口座の「マイクロ口座」「スタンダード口座」がオススメだ。
最大レバレッジは888倍、取引手数料無料、スプレッドも好条件なので、海外FXデビューをするトレード環境として申し分ない。
AXIOR(アキシオリー)|取引スペックと安全性・信頼性が両立
メリット
✔︎ 取引コストが全体的に安い!
- 米ドル円なら0.1pipsから。
- 通貨ペア全体的に狭いので、安心してトレードできる。
- 取引手数料も、10万通貨あたり片道3ドルと良心的。
✔︎ 口座資金は全額補償!
- トレーダーの資金は全額補償。ゼロカットあり。
- 分別管理も徹底されているから、万が一の時も安心。
✔︎ スキャルピング・自動売買が快適!
- スキャルピング・EAの利用に制限なし。
- 約定力が高く、最大取引数量も10,000万通貨まで。
- 上級者も満足できる取引スペック。
✔︎ cTraderを扱う数少ない業者!
- 定番のMT4とスキャルピングに特化したcTraderから選択できる。
デメリット
✔︎ キャンペーン・ボーナスがほとんどない
- ボーナスがもらえるキャンペーンは、たまに開催される程度。
- あくまで取引スペック重視の本格派業者。
ベリーズ IFS | 最大2万ドル | 61 種類 |
400倍 | 1,000通貨 | 非常に良い |
無料(3ドル) | 1.5pips(0.1pips) | 可能 |
可能 | なし | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、ナノスプレッド口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
AXIORYの特徴
AXIORY(アキシオリー)は、XMをもう少し中上級者向けにしたような業者だ。
XMとは業者の色が違うが、ベリーズの金融ライセンスを保有し、資産補償も最大2万ドルまで可能なので、信頼性・安全性は申し分ない。
口座タイプは、一般向けの「スタンダード口座」と、中上級者向けの「ナノスプレッド口座」の2種類から選択できる。
どちらの口座も、最大レバレッジ400倍・最小取引数量1,000通貨なので、少額取引が可能だ。
「スタンダード口座」は、どの通貨ペアもスプレッドが狭く取引手数料も無料なので、初心者でも安心して取引できる。
また、中上級者向けの「ナノスプレッド口座」もスプレッドが非常に狭く、取引手数料は10万通貨あたり片道3ドルと非常に良心的だ。
取引回数の多いスキャルピングや自動売買は、スプレッドと取引手数料が大きな負担になりがちだが、AXIORYはどちらの口座も低コストでトレードできる。
また、約定力が非常に高く、取引条件に制限もない。
トレードツールは定番のMT4と、スキャルピングに特化したcTrader(シートレーダー)が利用できるところも大きなメリットだ。
ひとまず、XMから海外FXにチャレンジして、慣れてきた頃にもう少し中上級者向けのAXIORYにトライする人も実に多い。
AXIORYの注意点
AXIORYは、取引スペック重視の業者なので、豪華なボーナスがもらえるキャンペーンはほとんど開催しない。
ボーナス・ゼロカット活用した、ハイリスク・ハイリターンな一発狙いのトレードスタイルには向いていない。
海外FXとはいえ、ある程度資金を用意した上で、戦略的・計画的なスキャルピングや自動売買をする人に適した業者だ。
TitanFX(タイタンエフエックス)|ZeroPointテクノロジーによる高速約定が強み
メリット
✔︎ 約定力の高さに自信あり!
- 独自のZero Point技術とニューヨークのEQUINIX社サーバーにより高速約定を実現。
- リクオートもなし。
✔︎ スキャルピング・自動売買が快適!
- スキャルピング・EAの利用に制限なし。
- 最大500倍のハイレバレッジと1,000通貨から。
- 少額取引・短期売買・自動売買など、海外FXの良さを十分堪能できる。
✔︎ クロス円の種類が豊富!
- 他社にはほとんどない通貨ペアを多数取り扱っている。
- 南アランド円・ノルウェークローネ円・スウェーデンクローナ円などには注目。
✔︎ 日本語チャットサポートが24時間!
- 深夜でも24時間営業のチャットで日本語サポートがあるから安心。
- 対応も非常に丁寧。
デメリット
✔︎ キャンペーン・ボーナスがない
- あくまで取引スペック重視の本格派業者。
- 初心者には少し敷居が高いが選んで間違いはない。
バヌアツ VFSC | なし | 57 種類 |
500倍 | 1,000通貨 | 非常に良い |
無料(3.5ドル) | 1.3pips(0.2pips) | 可能 |
可能 | なし | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、ブレード口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
TitanFXの特徴
TitanFX(タイタンエフエックス)はAXIORYと同じく、ボーナスがもらえるキャンペーンを開催しない本格志向の中上級者向け業者である。
口座タイプは、一般向けの「スタンダード口座」と、中上級者向けの「ブレード口座」の2種類から選べる。
「スタンダード口座」は、一般的にスプレッドの広い傾向にある豪ドル円やポンド円がかなり狭く、取引手数料無料でトレードできる。
中上級者向け「ブレード口座」も、スプレッドが狭く、取引手数料は10万通貨あたり片道3.5ドルとなかなか安い。
どちらの口座も、スキャルピング・自動売売買に制限はなく、最大レバレッジは500倍、最小取引数量は1,000通貨からだ。
AXIORYとの大きな違いは2つ。
一つは、独自のZero Point技術とEQUINIX社の取引サーバーによる高速約定が売りであること。
もう一つは、他社ではあまり取扱いのない通貨ペアがあることだ。
特に、ノルウェークローネ円・スウェーデンクローナ円などは、国内FX業者・海外FX業者どちらもほとんど取扱いがない。
また、特筆すべきは、日本語チャットサポートが平日24時間営業している点だ。
「困ったことがある時ほどサポート時間外」ということはよくあるので、深夜の時間帯でも相談できる相手がいるのは非常に心強い。
TitanFXの注意点
TitanFXで注意しなければならないことは、サーバー障害や突発的な取引制限などがあることだ。
もちろん、サーバー障害はどこの業者もいつでもありえる。
過去の障害は数時間程度ですぐに復旧しているが、いくらTitanFXがインフラ強化に力を入れているとはいえ油断は禁物だ。
また、2016年6月のイギリスの欧州連合離脱(Brexit)や、2017年5月のフランス大統領選挙では、通貨ペアによって100倍〜200倍へレバレッジが規制された。
例えば、500倍のレバレッジでポジションを保有していた場合、100倍にレバレッジを規制されてしまうと、大きな含み損を抱えたポジションであれば、当然ロスカットが早まってしまう。
また、トレーダーの資金と業者資金の分別管理は徹底されているが、資産補償制度が何もないので、あまりに高額な入金は控えた方がいい。
これらは頻繁にあることではないが、このようなリスクがあることも知った上で、ハイスペックな取引業者を活用するようにしよう。
LAND-FX(ランドエフエックス)|圧倒的なスプレッドの狭さと安定性で取引コストを大幅に削減
メリット
✔︎ スプレッドがとにかく狭い!
- 大手金融機関とのLP契約により、高い流動性を確保。
- 一般的にスプレッドが広がりやすいポンド円・豪ドル円も安定している。
- 取引手数料も、10万通貨あたり片道3.5ドルと安い。
✔︎ 高い取引スペックとボーナスが両立
- 100%入金ボーナスがもらえるLPボーナス口座は、スプレッドが他社より狭い。
- ボーナス対象口座の取引条件は、他社よりも有利。
✔︎ スキャルピング・自動売買が快適!
- スキャルピング・EAの利用に制限なし。
- MT4・MT5が両方使えるので、EAの互換性問題も気にしなくていい。
デメリット
✔︎ 約定力が低くサーバーダウンも多い
- 取引コストがやすい反面、約定力はあまり高くなく「よく滑ると」いう評判が多い
- サーバーダウンが頻発している
なし | なし | 67 種類 |
500倍(200倍) | 1,000通貨(10,000通貨) | イマイチ |
無料(3.5ドル) | 1.0pips(0.1pips) | 可能 |
可能 | 3種類 | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、ECN口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
LAND-FXの特徴
LAND-FX(ランドエフエックス)も、AXIORYやTitanFXと同様に非常にハイスペックな業者だ。
口座タイプは、一般向けの「Live口座」「LPボーナス口座」、中上級者向けの「ECN口座」の3種類から選択する。
LAND-FXは、流動性を提供するリクイディティ・プロバイダ(通称LP)が充実しており、数多くの大手金融機関と提携することで、どの口座タイプ・通貨ペアでも狭く安定したスプレッドが配信されている。
特に、「Live口座」「LPボーナス口座」は、前述のTitanFXよりもさらにスプレッドが狭く、取引手数料無料でトレードできる。最大レバレッジ500倍、・最小取引数量1,000通貨と少額取引にも最適だ。
「ECN口座」もスプレッドが平均より狭く、取引手数料も10万通貨あたり片道3.5ドルとなかなか良心的である。こちらは最大レバレッジ200倍・最小取引数量10,000通貨なので、必要証拠金は少々高めだ。
そのため、普通のスペックの口座で十分という人であれば、LAND-FXの「Live口座」「LPボーナス口座」は最もオススメだ。
特に、「LPボーナス口座」は100%入金ボーナスがもらえる。
一般的に入金ボーナス対象の口座は、手数料は無料だがスプレッドが広い一般向け口座限定の業者が多い。
「LPボーナス口座」は、初回・追加入金どちらも100%入金ボーナスの対象であり、かつスプレッドも他社の一般向け口座よりも狭いため、ボーナスを使った取引条件が他社よりも優れている。
また、LAND-FXは、すべての口座タイプでスキャルピング・自動売買に制限がない。
このように、ハイスペック業者でありながら、お得なキャンペーンも常に開催されているという点が、LAND-FXの大きな特徴である。
LAND-FXの注意点
LAND-FXは、約定力があまり高くなく「よく滑る」という評判が多い。
大きなサーバーダウンもよく起こる。
スキャルピングは容認されているが、多発するスリッページや不安定なサーバーが改善されない限り、本格的なスキャルピングはオススメしない。
平均的なデイトレード・スイングトレードであれば問題ないだろう。
また、LAND-FXでは取得が非常に難しいイギリスのFCAの金融ライセンスを保有しているが、日本人口座はその規制の対象外だ。
グループ会社全体で見れば信頼性は高いが、日本人口座は資産補償が何もないので、あまりに高額な入金は控えた方がいい。
HotForex(ホットフォレックス)|重要指標発表時もスプレッドが狭い
メリット
✔︎ いつでも狭く安定したスプレッド!
- 他社が大きくスプレッドを広げる重要指標発表時や週明けの窓でも狭く安定している。
- 取引手数料は通貨ペアによって異なるが、10万通貨あたり片道3ドルまたは4ドルと安い。
✔︎ 信頼性の高いライセンスを複数保有
- 取得が難しいイギリスのFCA・キプロスのCySECのライセンスを保有している。
- トレーダーの資金は民事賠償保険制度によって、最大500万ユーロまで補償。
✔︎ レバレッジ最大1,000倍!少額取引に最適!
- レバレッジ最大1,000倍・最小取引数量1,000通貨なので、証拠金は最低約100円から。
✔︎ 選べる入金ボーナスとキャッシュバックが充実
- キャッシュバック付きの100%入金ボーナ(スーパーチャージボーナス)・複数の口座で取得できる100%入金ボーナス(クレジットボーナス)・ロスカット後にもらえる30%入金ボーナス(レスキューボーナス)の3種類。
- 全口座対象のポイントプログラムもある。ポイントは現金化可能。
デメリット
✔︎ マイナススワップポイントが高い
- スワップポイントは受取金額が安いことに加え、支払金額が他社よりも高いので注意。
- 南アランド円は0.1ロットあたり1日マイナス500円以上かかる。
SV FSA※ | 最大500万ユーロ | 51 種類 |
1,000倍(500倍) | 1,000通貨 | 良い |
無料(3または4ドル) | 1.7pips(0.1pips) | 可能 |
可能 | 4種類 | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、Zero口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
※ 「SV」は、セントビンセント・グレナディーン諸島の略
HotForexの特徴
HotForex(ホットフォレックス)は、XMと並び総合力が極めて高い優良業者だ。
かなり大きなグループ会社で、イギリスのFCA・キプロスのCySECといった金融ライセンスを保有しており、民事賠償保険制度によって最大500万ユーロの補償もあるため信頼性・安全性は十分である。
また、2019年に入ってから取引スペックの大幅改定があり、以前に増してさらに使いやすくなった。
口座タイプは、「マイクロ口座」「プレミアム口座」「ZERO口座」の3種類。
「マイクロ口座」なら、最大レバレッジ1,000倍でロスカット水準も10%と低く、初回入金額は5ドルからで良い。
資金の少ない人やスカットのリスクを極力抑えたい初心者の人に適しているが、最大取引数量・最大ポジション数が少ないため、取引頻度・取引数量の少ない裁量トレードに適している。
「プレミアム口座」は、最大レバレッジは500倍・ロスカット水準20%・初回入金額100ドルと、少々条件は悪くなるが、最大取引数量・最大ポジション数が「マイクロ口座」よりも多いため、大口取引や自動売買向きだ。
どちらの口座も・最小取引数量は1,000通貨からで良く、取引手数料無料かつ一般向け口座の割にスプレッドが非常に狭い。
スキャルピング・自動売買に制限はなく、以下の3種類のボーナスが選べるなど、はっきりいって文句のつけどころがない。
中上級者向けの「ZERO口座」も、狭いスプレッドと10万通貨あたり片道3ドルまたは4ドルの安い取引手数料のおかげで、裁量トレード・スキャルピング・自動売買など、どのようなトレードスタイルにも適した口座だ。
ただし、「ZERO口座」はボーナス対象外なので注意してほしい。
どの口座タイプもメリットとして「スプレッドが狭い」と解説したが、HotForexはただ狭いだけではなく、他社が大きくスプレッドを広げる重要指標発表時・週明けの窓・想定外の高騰暴落時にも非常に安定していると評判だ。
あえて相場が荒れるタイミングでトレードする人にとっては、このスプレッドの安定感は、損益と取引コスト両方の面で有利に働くだろう。
HotForexの注意点
HotForexもスワップポイントの条件が悪い。
全体的にマイナススワップポイントが高く、特に南アランド円は0.1ロットあたり1日500円以上かかる時もある。
デイトレードやスキャルピングでは問題にならないが、中長期スタイルの自動売買は、EAを稼働させる前にしっかりスワップポイントの損益も考慮しよう。
IronFX(アイアンエフエックス)|透明性の高いNDDが取引手数料無料でトレードできる
メリット
✔︎ オススメはABSOLUTE ZERO口座
- STP・ECNの自動切替型口座「ABSOLUTE ZERO口座」はいつでも手数料無料。
- スプレッドも米ドル円なら0.2pipsから。
- 透明性の高いNDD方式を低コストで取引できる。
✔︎ 信頼性の高いライセンスを複数保有
- イギリスのFCA・キプロスのCySECといった、取得が難しいライセンスを持っている。
✔︎ レバレッジ最大1,000倍!少額取引に最適!
- レバレッジ最大1,000倍・最小取引数量1,000通貨なので、証拠金は最低約100円から。
- 最大取引数量も無制限なので、中上級者も安心。
✔︎ 選べる3つの入金ボーナス
- 入金ボーナスは100%・40%・20%の3種類。
デメリット
✔︎ 過去に大きなトラブルあり
- ライセンスは信頼性の高いイギリスのFCAとキプロスのCySECを取得しているが、2014年に中国で約30億円の顧客資金未払い事件を引き起こし中国人トレーダーからオフィスを襲撃されている。
- 現在は、さまざまなサービス・サポートを強化し信頼回復に努めている。
バミューダ BMA | なし | 83 種類 |
1,000倍(200倍) | 1,000通貨 | 良い |
無料 | 0.8pips(0.2pips) | 可能 |
可能 | 3種類 | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、Absolute Zero口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
IronFXの特徴
IronFX(アイアンエフエックス)では、口座タイプが6種類も用意されている。
その中でもオススメなのが、透明性の高いNDD方式のトレードを取引手数料無料で利用できる「ABSOLUTE ZERO口座」だ。
相場の状況に応じて、STPとECNが自動で切り替わるタイプで、他社の中上級者向けの口座と比べると、通貨ペアによっては最も取引コストが安くなる。
特に、米ドル円やユーロ米ドルなどは、0.1ロットあたり平均20円程度の取引コストに抑えることができる。
しかし、最大レバレッジは200倍・ロスカット水準は80%・初回入金額が3,000ドル以上という条件付きなので、ある程度資金が豊富に用意できる人でないとこの口座は利用できない。
そのほかの口座であれば、最大レバレッジ1,000倍・ロスカット水準20%・初回入金額100ドル以上という他社と一般向け口座とほぼ同条件の口座タイプもあるが、どの口座も通貨ペアによってスプレッドの有利不利の差が激しいため注意が必要だ。
また、IronFXは通貨ペアが83種類と多く、南アランド円・トルコリラ円など、日本人に人気の高金利通貨ペアの取り扱いもあり、全般的にスワップポイントの受取額が高いことも魅力の一つである。
IronFXの注意点
取引条件は非常に魅力的なIronFXだが、2014年に顧客トラブルがニュースになるほどの大きな事件へと発展したことがある。
中国人アフィリエイト会員が報酬未払いの抗議のため、IronFX中国オフィスを襲撃したのだ。
その後、中国オフィスは閉鎖され、現地従業員600人以上を解雇し、このトラブルは収束している。
現在、IronFXは信頼回復のためにさまざまなサービス・サポートを強化しているが、この事件は確実に事業に大打撃を与えており、まだまだ信頼性・安全性リスクは潜んでいると意識しておこう。
Tradeview(トレードビュー)|取引制限のない真のECN取引が可能
メリット
✔︎ ECN口座の中では取引手数料が極限まで安い!
- ECN取引ができるILC口座の手数料は、10万通貨あたり片道2.5ドルと業界最安。
- スプレッドは、米ドル円なら0.2pipsから。
- 透明性の高いNDD方式が低コストで利用できる。
✔︎ 信頼性の高いケイマン諸島CIMAのライセンスと資産補償!
- 信頼性の高いライセンスを所有していながら、その規制・監督は日本人口座は対象外という業者も多い中、TradeviewのCIMAはしっかり日本人口座も対象。
- トレーダーの資金は、最大3万5千ドルまで補償可能。
✔︎ 取引制限がないためトレードの自由度が高い!
- 取引禁止行為・取引制限は一切なし。
- 最大取引数量・最大ポジション数も無制限。
✔︎ 選べる4つのトレードツール
- 定番のMT4・MT5に加え、スキャルピング・裁量取引に特化したcTraderとVikingが使える。
デメリット
✔︎ Tradeviewの良さを引き出すにはある程度の資金が必要
- 海外FX業者のロスカット水準は20%〜30%が多いが、Tradeviewは国内FXと同じ100%。
- 取引条件の良いILC口座(ECN)は、初回入金額が10万円以上必要。
ケイマン諸島 CIMA | 最大3万5千ドル | 71 種類 |
500倍(200倍) | 1,000通貨(10,000通貨) | 良い |
無料(2.5ドル) | 2.0pips(0.2pips) | 可能 |
可能 | なし | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、ILC口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
Tradeviewの特徴
Tradeview(トレードビュー)は、取引制限のない真のECN取引ができる優良業者だ。
公式サイトはかなり地味で、派手なキャンペーンも一切開催していないため、初心者はなかなかTradeviewを知る機会がない。
そのため、ユーザー層は、本格志向の中上級者が大半を占めている。
他社では、透明性の高いNDD方式であっても、取引数量が増えたり大きな利益を出したりすると、レバレッジ・約定力・スプレッドなどが制限される業者もある。
Tradeviewの「ILC口座」であれば、トレーダーの取引に業者のディーラーは一切関与しない、完全なECNが採用されており、最大取引数量は無制限・スキャルピング・自動売買の制限もない。
スプレッドは狭く、取引手数料も10万通貨あたり片道2.5ドルだけだ。
中上級者に人気の本格派業者AXIORYでも3ドルなので、それよりもよりも安い。
トレードツールの選択肢も豊富で、定番のMT4・MT5に加えて、スキャルピングに特化したcTraderと、プロ向けのVikingも使える。
Tradeviewは、安全性・信頼性の面も安心できる。
取得の難しいケイマン諸島CIMAの金融ライセンスを取得しており、顧客資金は外部監査付きのサンタンデール銀行でしっかり分別管理され、万が一、Tradeviewが破綻した場合でも資金は全額補償される。
加えて「FundAdministration Inc」による最大3万5千ドルの補償制度もあり、取引の透明性と会社の信頼性・安全性の高さが両立している。
Tradeviewの注意点
Tradeviewを上手に活用するためには、とにかく資金が必要だ。
取引条件の良い「ILC口座」は、初回入金額が10万円以上必要で、トレードツールにMT4・MT5を選択した場合は、最小取引数量も10,000通貨となる。(cTraderとVikingは1,000通貨)
一般向けの「スタンダード口座」は、初回入金額が1万円以上、最小取引数量は1,000通貨、取引手数料無料でトレードできるが、スプレッドは一般的でそこまで狭いというわけではない。
また、トレードツールもMT4のみだ。取引制限はないが、「スタンダード口座」なら他社の方が条件が良い。
また、すべての口座タイプにおいて、ロスカット水準が100%であることにも注意しなくてはいけない。もちろんゼロカットはあるが、これは国内FXと同レベルの資金管理能力が求められるということだ。
FxPro(エフエックスプロ)|日本人にはあまり人気はないが世界では知名度・信頼性が高いブローカー
メリット
✔︎ 世界的に知名度・信頼性の高い
- F1チームMcLauren 、サッカーチームWatford FCなどのスポンサーを努める。
- 信頼性の高いイギリスのFCA、キプロスのCySECを取得。
✔︎ MT4・MT5・cTraderが使える
- MT4・MT5は、他社でいう「取引手数料なし」「スプレッドが広い」一般向け口座。
- cTraderは、他社でいう「取引手数料あり」「スプレッドが狭い」中上級者向け口座。
デメリット
✔︎ 日本市場はあまり重視されていない
- 日本人トレーダーからは、2011年の日本一時撤退騒動によって、評判を大きく落としている。
- 現在も日本市場はあまり重視していないようだが、サポートはしっかり日本語対応している。
✔︎ 取引手数料が4.5ドルと高い
- cTrader口座はスプレッドが有利だが、取引手数料が10万通貨あたり片道4.5ドルと高い。
バハマ SCB | なし | 69 種類 |
500倍 | 1,000通貨 | 良い |
無料(4.5ドル) | 1.5pips(0.5pips) | 可能 |
可能 | なし | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、cTrader口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
FxProの特徴
FxPro(エフエックスプロ)は、もともと世界的は非常に知名度が高い優良業者だが、これまで日本のマーケットはあまり重視しておらず、2011年に突然日本撤退をしたこともあり、日本人にはイマイチ人気がない業者の一つだった。
しかし、最近になって日本語サポートを再開しており、F1や欧州サッカーのスポンサーにもなったため、日本人の知名度・評判も次第に上がってきている。
金融ライセンスは、信頼性の高いキプロスのCySEC・バハマのSCB・イギリスのFCA・ドバイのDFSAなどを数多く所有。
社風はとてもオープンで、自己資本・約定率・約定スピード・取引先金融機関・経営者・スタッフのプロフィールなど、本来あまり知られたくない情報まで積極的にユーザーに公開している。
業者のタイプは、AXIORYやTradeviewと同じように、キャンペーンは一切ないが、cTraderも利用できる取引スペック重視の本格業者だ。
肝心の取引条件はまずまずといったところで、使うトレードツールによって取引条件が変わる。
いずれの口座も、取引形態はNDD方式・最大レバレッジは500倍・最小取引数量は1,000通貨からだが、MT4・MT5はスプレッドが広めで取引手数料無料、cTraderはスプレッドは狭いが取引手数料が10万通貨あたり片道4.5ドルと少々高い。
取引形態もトレードツールによって若干異なり、マーケット決済方式・即時決済方式の2種類がある。
取引の透明性の高さを重視する人は、MT5・cTrader口座のようなマーケット決済の口座、反対に安定した約定力を求める人は、MT4で即時決済の口座タイプを選択するといい。
FxProの注意点
日本人口座は、バハマSCBの規制を受けるため、信託保全や資産補償制度が何もない。
信頼性の高い業者ではあるが、万が一経営破綻した場合は、資金が全額返還される可能性が低いという点には注意しなければならない。
また、全体的にAXIORYやTradeviewよりも、cTraderでの取引コストは高い。
しかし、FxProの初回入金は5万円から、最大レバレッジは500倍、最小取引数量は1,000通貨、ロスカット水準は20%または30%なので、AXIORYやTradeviewよりは遥かに少ない資金でcTraderが利用できる。
それぞれの業者のメリット・デメリットを知り、上手く業者を使い分けるようにしよう。
FBS(エフビーエス)|信頼性・安全性は高いが取引コストも高い
メリット
✔︎ 最大レバレッジは業界最高の3,000倍!
- 最小取引数量は1,000通貨からなので、証拠金は最低約33円から。
- セント口座なら、初回入金も1ドルから。
✔︎ トレーダーの資金は全額補償!
- 信託保全によって日本人トレーダーの資金もしっかり全額補償。
- 信頼性の高いキプロスCySECのライセンスを保有。
✔︎ キャンペーン・ボーナスが充実!
- 口座開設ボーナス100ドル・入金ボーナス100ドル・キャッシュバック1ドル約550円。
- 取引でポイントを貯めて豪華商品がもらえる、全口座対象のロイヤルティプログラムもある。
デメリット
✔︎ スプレッドが広い!取引手数料が高い!
- どの口座もスプレッドが他社よりも広い。
- ECN口座は、取引手数料が10万通貨あたり片道6ドルもかかる。
ベリーズ IFSC | 全額補償 | 37 種類 |
3,000倍(500倍) | 1,000通貨(10,000通貨) | 良い |
無料(3ドル) | 2.0pips(0.3pips) | 可能 |
可能 | 3種類 | イマイチ |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、ECN口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
FBSの特徴
FBS(エフビーエス)の最大の特徴は、なんといってもレバレッジが最大3,000倍で取引できるという点だ。
口座タイプは、一般向けの「セント口座」「マイクロ口座」「スタンダード口座」と、中上級者向けの「ゼロスプレッド口座」「ECN口」座の5種類だ。
いずれの口座タイプも、最小取引数量1,000通貨からトレードできる。
最大レバレッジ3,000倍でトレードできるのは、取引手数料無料・固定スプレッドの「マイクロ口座」と、取引手数料無料・変動スプレッドの「スタンダード口座」の2種類で、証拠金は最低約33円からで良い。
初回入金額は約1万円で、ボーナスも対象の口座なので、資金の少ない人や少額取引をする人は「スタンダード口座」を選択しておけば間違いはない。
さらに、取引でポイントを貯めて、豪華商品と交換できるロイヤリティプログラムも魅力的だ。
また、トレーダーの資金は全額補償され、ベリーズのIFSCやキプロスのCySECといった信頼性の高い金融ライセンスも保有している。
FBSの注意点
FBSは、かなり派手なプロモーション活動をしているため、初心者でも億万長者になれそうな印象を抱くが、スペックだけに注目してみると、実は取引条件はあまり良くない。
スプレッドは、すべての口座タイプにおいて一般的と言える。
「ECN口座」は、スプレッドが狭く取引手数料は10万通貨あたり片道3ドルなので、トータルコストはまずまずといったところだ。
ただし、スプレッド0pips原則固定の「ゼロスプレッド口座」は、取引手数料は10万通貨あたり片道10ドルもかかる。
口座タイプがたくさんあるため分かりにくいが、スプレッドにだけ注目するのではなく、取引手数料も含めたトータルコストで考えるようにしなければならない。
さらにFBSでは、スワップポイントが無いに等しい。
取扱通貨ペアも37種類と海外FXでは少なく、どちらかというと商品・指数・株式などがメインだ。
他社でも商品・指数・株式を扱う業者は多いが、あくまでメインはFXであり、XMやAXIORYをFX専業業者とすると、FBSは大手証券会社といったイメージである。
国内でも野村証券や大和証券のFX口座は、GMOクリック証券やSBI FXトレードなどのFX専業業者と比べるとスペックは低い。
そのため、FXだけ取引できればいいという人には、メインでFBSを利用することはあまりおすすめできない。
IFC Markets(アイエフシーマーケット)|安全性の高さと独自性の高いサービスが魅力
メリット
✔︎ すべての口座で取引手数料無料!
- 透明性の高いNDD方式を採用。
- しかも、すべての口座で取引手数料無料。
- スプレッドは変動制・固定制から選べる。
✔︎ 独自ツール 「NetTradeX」なら自分だけの取引銘柄が作れる
- MT4・MT5に加え、使いやすい独自トレードツール 「NetTradeX」が利用可能。
- NetTradeXなら、好きな通貨・商品を組み合わせて、自分だけの銘柄を作成できる。
- 自由度の高いトレードができるので、中上級者にもおすすめ。
✔︎ 口座資金には最大7%の利息がつく!
- 取引ロット数に応じて、毎月口座資金に最大7%の利息がつく。
- IFC Marketsなら、FX口座を預金口座代わりに利用可能。
デメリット
✔︎ スプレッドは通貨ペアによって差が激しい
- スプレッドは、米ドル円・ユーロ米ドルは狭いが、そのほかの通貨ペアは他社より広い。
- いくら取引手数料が無料でも、通貨ペアによって他社より取引コストが高くなる。
- 取引する通貨ペアにはよっては他社と併用したほうが良い。
BVI FSC※ | 全額補償 | 49 種類 |
400倍(200倍) | 100通貨(10,000通貨) | 良い |
無料 | 1.8pips(0.5pips) | 可能 |
可能 | 1種類 | 良い |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、スタンダード口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
IFC Marketsの特徴
IFC Markets(アイエフシーマーケット)は、独自性の高い商品・サービスを提供する老舗ブローカーだ。
独自のトレードツール「NetTradeX」では、自分で好きな銘柄を組み合わせて通貨ペアを作成できるため、これまでにない新たな投資チャンスが狙える。
また、口座資金に最大7%の利息がつくので、資金をIFC Marketsに預けておくだけでも十分メリットがある。
海外FX業者を預金口座代わりに利用することに不安を感じる人も多いだろうが、IFC Marketsは英国領ヴァージン諸島の金融ライセンスを保有しており、AIG EUROPE LIMITEDの保険によってトレーダーの資金は全額補償されるため高額入金も安心だ。
取引条件は、3種類のトレードツールと2種類の必要証拠金タイプを選ぶことで決まる。
トレードツールは「MT4(スプレッド固定)」「MT5(スプレッド変動)」独自ツール「NetTradeX(スプレッド固定または変動から選択)」の3種類だ。
必要証拠金タイプは、レバレッジ200倍・最低取引数量10,000通貨の「スタンダード口座」か、レバレッジ400倍・最低取引数量1,000通貨の「マイクロ口座」の2種類から選択する。
また、すべての口座が透明性の高いNDD方式を採用し、かつ取引手数料無料だ。
口座タイプは全6パターンと多いが、基本的にはシンプルで分かりやすい口座体系なので、トレーダーが重視するものによって最適な口座タイプを選択できるようになっている。
IFC Marketsの注意点
IFC Marketsは、通貨ペアによってスプレッドの差が激しい。
例えば、IFC Marketsの「MT5・スタンダード口座」をm他社の中上級者向け口座と比較した場合、取引手数料が無料なので、米ドル円・ユーロ米ドルのトータルコストは他社より断然お得になる。
しかし、そのほかの通貨ペアはスプレッドがかなり広いので、いくら取引手数料が無料とはいえ、トータルコストが非常に高い。
ポンド円なら、0.1ロットあたり約400円もかかる。
IFC Marketsは、独自の商品・トレードツール・サービスを活用しながら、取引する通貨ペアによっては他社と併用するようにしよう。
TICKMILL(ティックミル)|資金のある人はTICKMILLのVIP口座がおすすめ
メリット
✔︎ 取引手数料「史上最安」をうたうTICKMILLのVIP口座が凄い!
- ECN口座なのに、取引手数料はなんと10万通貨あたり片道1通貨。
- ただし、口座残高は500万円以上必要なので、資金が豊富な人に限る。
✔︎ 気軽に利用できるプロ口座もお得!
- 同じECN口座のプロ口座なら、初回入金1万円からなので利用しやすい。
- 取引手数料も、10万通貨あたり片道2通貨と十分安い。
✔︎ 信頼性の高いライセンスを複数保有
- イギリスのFCA・キプロスのCySECといった、取得が難しいライセンスを持っている。
✔︎ 取引サポートツールが充実
- テクニカル分析専用ツール「オートチャーティスト」が便利で高機能。
- FX計算機・FXカレンダーも利用できる。
デメリット
✔︎ 資金の入出金方法は海外銀行送金のみ
- クレジットカード・オンラインウォレットが利用できない。
- 口座反映までに4〜6営業日ほどかかるため、計画的に入出金しなくてはいけない。
セーシェル FSA | なし | 62 種類 |
500倍 | 1,000通貨 | 良い |
無料(取引数量×0.002%) | 2.0pips(0.3pips) | 可能 |
可能 | 1種類 | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、プロ口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
TICKMILLの特徴
TICKMILL(ティックミル)の最大のメリットは、「史上最安」をうたう取引手数料の安さだ。
まず、口座タイプは「クラシック口座」「プロ口座」「VIP口座」の3種類がある。
「クラシック口座」は、取引手数料無料だがスプレッドはそこそこ広く、特に米ドル円は他社より不利だ。しかし、そのほかの通貨ペア他社の一般向け口座と同レベルなので、なかなか使いやすい口座ではある。
「プロ口座」「VIP口座」は、スプレッドが他社の中上級者向け口座と同レベルだが、取引手数料が「プロ口座:取引数量×0.002%(10万通貨あたり片道約2通貨)」「VIP口座:取引数量×0.001%(10万通貨あたり片道約1通貨)」と激安だ。初回入金も、約1万円からでいいので利用しやすい。
「VIP口座」は、最低口座残高が約500万円以上必要なので、利用できる人は限られるだろう。
取引形態はいずれの口座も透明性の高いNDD方式を採用しており、スキャルピング・自動売買の制限もない。
そのため、「低コスト・ハイスペックで海外FXがしたい」という人には、TICKMILLはおすすめの業者である。
初心者でも、取引をサポートするためのツールが非常に充実しているので、うまく活用しよう。
TICKMILLの注意点
TICKMILLのデメリットは、入出金方法の少なさだ。
日本人の場合、入出金はどちらも海外銀行送金のみなので、送金銀行・中継銀行・着金銀行でそれぞれコストがかかる。
口座反映も、クレジットカードやオンラインウォレットの即時反映と比べて非常に遅く、4〜6営業日ほどかかるので、タイミングをよく考えてある程度まとまった資金を入出金するようにしなければならない。
MyfxMarkets(マイエフエックスマーケット)|日本では知名度が低いが注目すべきハイスペック業者
メリット
✔︎ バランスのとれた正統派ブローカー
- キャンペーン・ボーナスは一切ないが、取引スペック重視の中上級者向け業者。
- 最大レバレッジ400倍・最小取引数量1,000通貨・取引制限なし。
✔︎ 米ドル円やユーロ米ドル以外のスプレッドも狭い!
- スプレッドは米ドル円なら0.1pips〜。
- スプレッドが広い通貨ペアも、プロ口座なら平均1pips以内。
- 取引手数料も10万通貨あたり片道3.5ドルと良心的。
✔︎ 分からないことはLINEで質問しよう!
- MyfxMarketsは、LINEでサポートが受けられる。
- もちろん、電話・メール・ライブチャットもあり、すべて日本語対応。
デメリット
✔︎ 日本語公式サイトがない
- 日本語サイトがないため口座開設には手間取ってしまうかも。
- ただし、口座開設できればマイページやサポートはすべて完全日本語対応。
- 手続き方法などは、日本人スタッフが丁寧に教えてくれる。
モーリシャス FSC | なし | 52 種類 |
400倍 | 1,000通貨 | 良い |
無料(3.5ドル) | 1.2pips(0.1pips) | 可能 |
可能 | なし | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、プロ口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
MyfxMarketsの特徴
MyfxMarkets(マイエフエックスマーケット)は、良い意味で期待を裏切られるハイスペック業者だ。
公式サイトは日本語に対応しておらず、豪華なキャンペーンやプロモーション活動もしていないため、最初は非常に地味な印象だ。
そのため、あまり日本人トレーダーからは支持されていないのだが、いざ口座開設してみると、その実力には驚かされる。
まず、口座開設後に自分のアカウントを管理するマイページは完全日本語対応だ。
サポートセンターにも日本人スタッフが在籍しており、決め細いサポートを受けることができる。しかも、LINEでもサポートが受けられる点は日本人にとってありがたい。
口座タイプは、一般向けの「スタンダード口座」と、中上級者向けの「プロ口座」の2種類から選べる。
どちらの口座も、最大レバレッジは400倍と一般的だが、スプレッドの狭さはそのほかのハイスペック業者と大差がない。
「スタンダード口座」は、もちろん取引手数料無料で初回入金額も2万円から、「プロ口座」の取引手数料は10万通貨あたり片道3.5ドルと良心的で初回入金額も5万円からだ。
スキャルピング・自動売買に制限はなく、約定力の高さにも定評がある。
また、入出金が迅速かつ確実で、利益没収や出金拒否といったトラブルの報告もない。
何かの事情でAXIORYやLAND-FXなどのハイスペック業者が利用できない人であれば、MyfxMarketsを代わりのメイン口座として使っても良いだろう。
MyfxMarketsの注意点
公式サイトが日本語に対応していないため、口座開設手続きに少々手間取ってしまう人もいるかもしれない。
しかし、分からないことがあれば、サポートに連絡すれば丁寧に教えてくれる。
また、モーリシャスFSCの金融ライセンスも保有する信頼性の高い優良業者ではあるが、日本人トレーダーの資金を保証する制度は何もないので油断は禁物である。
GEMFOREX(ゲムフォレックス)|EAダウンロードし放題!自動売買初心者におすすめ
メリット
✔︎ 国内FXと海外FXのメリットをあわせ持つ!
- 原則固定スプレッドで国内FX並みの狭さ。
- すべての口座が取引手数料無料。
- レバレッジ最大1,000倍・最小取引数量は1,000通貨。
✔︎ 不定期に開催されるキャンペーンが豪華!
- 口座開設ボーナスは、なんと最大2万円。
- 100%入金ボーナスもあるから、資金を2倍にできる。
✔︎ EAダウンロードし放題!
- 毎月、取引数量に応じた数のEAを無料ダウンロードできる。
- 成績中のランキングもあるから、自動売買初心者もEA選びがラク。
✔︎ 英語が苦手な人でも安心!
- 日本人スタッフによるきめ細かいサポートが安心。
- サポートは基本的にメールのみ。
デメリット
✔︎ 自動売買・スキャルピング制限あり
- 中上級者向け口座「ノースプレッド口座」は自動売買ができない。
- 5分間に往復10ロット以上の取引は禁止なので、スキャルピングに厳しい!
なし | なし | 33 種類 |
1,000倍 | 1,000通貨(10,000通貨) | イマイチ |
無料 | 1.2pips(0.3pips) | 制限あり |
制限あり | 2種類 | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、ノースプレッド口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
GEMFOREXの特徴
GEMFOREX(ゲムフォレックス)は、XMやHotForexのような初心者から中上級者までカバーしている業者と比べると、かなりFX初心者寄りの業者である。
しかし、国内FX業者と海外FX業者のメリットを両方兼ね備えた非常に魅力的な業者だ。
一般向け口座の「オールインワン口座」と、中上級者向けの「ノースプレッド口座」の2種類の口座タイプがあるのだが、一般的な国内FXのように、すべての口座が「スプレッド原則固定・取引手数料無料」であり、日本語サポートも完璧だ。
さらに、「オールインワン口座」であれば、期間限定で1万円〜3万円ものボーナスがもらえる高額口座開設キャンペーンや、100%入金ボーナスキャンペーンが頻繁に開催される。
最大レバレッジは1,000倍、最小取引数量も1,000通貨(ノースプレッド口座は10,000通貨)、ゼロカットもあるため、非常に少ない資金で取引を始められるという、海外FX特有のメリットをしっかり併せ持っている。
特に自動売買初心者にはオススメで、口座開設者は毎月の取引数量に応じた数のEA(自動売買プログラム)を無料でダウンロードできるところが素晴らしい。
「どんなEAを使えばいいか分からない」「成績のいいEAは価格が高いから購入をためらってしまう」といった人は、とりあえずGEMFOREXで自動売買デビューをしてみるのもいいだろう。
GEMFOREXの注意点
GEMFOREXで注意する点は、スキャルピング・自動売買の取引制限だ。
一般的なハイスペック業者は特に取引制限のない業者が多いが、GEMFOREXでは5分間に往復10ロット以上の取引が禁止されているため、大きな取引数量でのスキャルピングには厳しい。
スプレッドが狭く取引条件が良い「ノースプレッド口座」では、自動売買ができない。
大きな利益を出したり取引数量が大きくなるほど、約定力が極端に下がるという評判もある。
このような制限は、取引形態がDD方式(相対取引)である国内FX業者が持つデメリットと同じだ。
また、GEMFOREXは金融ライセンスを保有しておらず、トレーダーの資産を保証する制度も何もない点も懸念材料だ。
ただし、取引制限と信頼性・透明性への不安があることを念頭に置き、初心者がハイレバレッジ・少額取引をするには非常に優れた業者である。
のんびりマイペースで取引する人にとっては、むしろメリットのほうが大きいだろう。
is6com(アイエスシックスコム)|とにかく少ない資金で海外FXを始めてみたい初心者向け
メリット
✔︎ 国内FXと海外FXのメリットをあわせ持つ!
- 原則固定スプレッドで国内FX並みの狭さ。
- すべての口座が取引手数料無料。
✔︎ マイクロ口座なら証拠金5円から取引可能!
- レバレッジ1,000倍・最小取引数量50通貨なので、証拠金は最低約5円から。
✔︎ 不定期に開催されるキャンペーンが豪華!
- 口座開設ボーナス最大1万円。
- 業界最高額の200%入金ボーナスキャンペーンも頻繁に開催。
✔︎ 英語が苦手な人でも安心!
- 日本人スタッフによるきめ細かいサポートが安心。
- サポートは基本的にメールのみ。
デメリット
✔︎ 自動売買・スキャルピング制限あり
- 中上級者向け口座「プロ口座」は自動売買ができない。
- 1注文あたり10ロット以上の取引には許可が必要なので、スキャルピングに厳しい。
なし | なし | 33 種類 |
1,000倍(400倍) | 50通貨(1,000通貨) | 良い |
無料 | 1.6pips(0.8pips) | 制限あり |
制限あり | 2種類 | 高品質 |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、プロ口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
is6comの特徴
is6com(アイエスシックスコム)は、GEMFOREXとタイプが非常によく似た、2016年設立の新興ブローカーだ。
GEMFOREXとの共通点は、最大レバレッジ1,000倍、すべての口座でスプレッド原則固定・取引手数料無料、豪華なボーナスがもらえるキャンペーン、日本人スタッフによるきめ細かいサポート、などである。
GEMFOREXとの大きな違いは、業界でも最高額の200%入金ボーナスと、50通貨から取引できる「マイクロ口座」の存在である。
キャンペーンは期間限定で抽選だが、頻繁に開催され当選確率も非常に高い。
「マイクロ口座」は、必要証拠金は5円から、最低入金額も1円以上でいい。
is6comであれば、この2つのメリットを組み合わせることで、GEMFOREXよりもさらに少ない資金で、「スプレッド原則固定・取引手数料無料・レバレッジ1,000倍、ゼロカットあり」の海外FXで取引ができる。
また、MyfxMarketsと同様、LINEサポートもあって非常に便利だ。
is6comの注意点
is6comもGEMFOREXと同じように、スキャルピング・自動売買に制限がある。
1注文あたり10ロット以上は許可が必要なので、大きな取引数量のスキャルピングには厳しく、スプレッドが狭く中上級者向けの「プロ口座」は自動売買ができない。
また、どこの業者でもあることだが、たまにサーバー障害が発生する。
しかも、発生するタイミングがGEMFOREXと全く同じなので、おそらく同じ取引サーバーやシステムを利用している可能性が高い。
そのほかにも、GEMFOREXとは共通点が非常に多い。
運営母体が同じかどうかは不明だが、is6comを利用する場合はGEMFOREXの動向も意識していたほうが良さそうだ。
iFOREX(アイフォレックス)|日本人にはお馴染み!1996年設立の老舗ブローカー
メリット
✔︎ スプレッド原則固定・取引手数料無料
- 取引コストは国内FXレベルの安さ。
✔︎ ハイリスク・ハイリターンな一発狙いのトレードができる!
- 最大レバレッジ400倍。ロスカット水準はなんと0%。
- 損失を抱えても、ギリギリまでロスカットに耐えられる。
✔︎ キャンペーン・ボーナスの種類が豊富!
- 口座開設ボーナス・入金ボーナス・キャッシュバック・友達紹介プログラムなど、思いつくキャンペーンはすべてある。
- さらに、口座資金に最大3%の利息もつく。
デメリット
✔︎ 自動売買・スキャルピング禁止!
- iFOREXでは、明確にスキャルピングを禁止している。
- トレードツールも、裁量取引専用の独自ツール「FXnet View」のみ。
- 自動売買はできず、MT4・MT5は利用できない。
- ただし、「FXnet View」は、シンプルかつ高機能で使いやすい。
BVI FSC※ | なし | 82 種類 |
400倍 | 1,000通貨 | 良い |
無料 | 0.9pips | 禁止 |
不可 | 3種類 | 高品質 |
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
※ 「BVI」は、英国領ヴァージン諸島の略
iFOREXの特徴
iFOREX(アイフォレックス)は、「スプレッド原則固定・取引手数料無料」を提供する海外FX業者の草分け的存在だ。
1996年に設立されて以来、大きな事件・トラブルもなく、多くの日本人トレーダーに愛用され続けている。
大きな特徴は、独自のトレードツールとロスカット水準の2つだ。
iFOREXでは、MT4・MT5・cTraderといった人気の高機能トレードツールは利用できず、裁量取引専用の独自ツール「FXnet View」を利用する。
自動売買はできないが、通貨ペアだけでなく株式・指数・仮想通貨・ETFなど幅広い商品を一画面で簡単に取引できるように工夫されており、非常に使いやすい。
シンプルなツールだが、チャート機能はMT4並の機能を備える。
また、レバレッジは400倍と海外FX業者の中では一般的だが、ロスカット水準がなんと0%である。
ロスカット水準は、他社では海外FX業者が20%〜30%(追証なし)、国内FX業者が50%(追証あり)〜100%(追証なし)というのが一般的だ。
例えば、ロスカット水準が100%であれば、保有ポジションが拘束している証拠金合計と同額の資金が口座に残っていなければ、保有ポジションが強制ロスカットされてしまう。
しかし、ロスカット水準が0%であれば、大きな損失を抱えても口座残高がゼロになるまでロスカットに耐えることができる。
ハイレバレッジの取引は、もともとハイリスク・ハイリターンなのだが、iFOREXなら「勝てば大勝ち・負ければゼロ」という、さらに一攫千金を狙った大勝負ができるということだ。
さらに口座開設ボーナス・入金ボーナス・キャッシュバック・友達紹介プログラムなどのキャンペーンも豊富だ。
IFC Marketsのように、口座資金には最大3%の利息までつくので、取引サポート系のサービスは至れり尽くせりといった感じである。
iFOREXの注意点
唯一のトレードツール 「FXnet View」は裁量取引専用なので、iFOREXでは自動売買ができない。
また、スキャルピングも禁止されている。
しかも、最低ポジション保有時間や取引数量制限などが明確に定められていないので、スキャルピングの基準自体が曖昧である。
デイトレードなら問題ないが、規約違反と判断された場合は、利益没収や出金拒否の可能性があるので注意したいところだ。
XLNTrade(エクセレントレード)|初心者から中上級者まで満足の取引スペック!2018年設立の新興ブローカー
メリット
✔︎ ハイリスク・ハイリターンな一発狙いのトレードができる!
- 最大レバレッジ400倍。ロスカット水準はなんと0%。
- 損失を抱えても、ギリギリまでロスカットに耐えられる。
✔︎ スプレッド原則固定・取引手数料無料
- 取引コストは、国内FXレベルの安さ。
✔︎ 国内FXでは禁止されている損失補填サービスがある!
- 初心者向け「Profit口座」なら、最大5ポジションまでの損失は全額返金。
- 損切りが苦手な初心者の練習には最適。
✔︎ 選べる2種類のトレードツール !
- 使いやすい初心者向けの独自ツール「Profit」が便利。
- 定番のMT4も使えるので、中上級者にもしっかり対応。
デメリット
✔︎ 自動売買・スキャルピングに制限あり!スワップは売も買もマイナス!
- 「Profit口座」は、自動売買できない。
- ポジション保有時間は最低でも2分以上必要なので、スキャルピングには厳しい。
- スワップポイントは売も買もマイナスなので、日をまたぐトレードには注意。
SV FSA※ | なし | 47 種類 |
400倍 | 1,000通貨 | 良い |
無料 | 1.0pips | 制限あり |
制限あり | 2種類 | 高品質 |
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
※ 「SV」は、セントビンセント・グレナディーン諸島の略
XLNTradeの特徴
XLNTrade(エクセレントレード)は、2018年設立の新興ブローカーで、イメージは「MT4が使えて自動売買もできるようになったiFOREX」といった感じだ。
基本的には初心者向きの業者だが、MT4で自動売買ができるので、中上級者も納得のスペックである。
新興ブローカーなので、信頼性・安全性はまだまだ「様子見」といった感じだが、日本語サポートは完璧で、セントビンセント・グレナディーン諸島の金融ライセンスを取得しており、目立った入出金トラブルもないため、今のところ良い印象しかない。
iFOREXとは、最大レバレッジ400倍・スプレッド原則固定・取引手数料無料・最小取引数量1,000通貨・ロスカット水準0%という共通点があり、低コストでハイリスク・ハイリターンなトレードに向いている。
iFOREXよりは取扱通貨ペアが少なく、スプレッドが若干広めだが、取引条件にはそれほど大きな違いはない。iFOREXより優れている点は、やはりMT4を使って自動売買ができる点だろう。
また、独自ツール「Profit」であれば、最初の最大5ポジションまでの損失を全額返金してもらえるという、損切りが苦手なFX初心者にはありがたいサービスも提供している(レバレッジが20倍に制限されるなどの諸条件あり)。
XLNTradeの注意点
取引制限は、GEMFOREXやis6comと同様に非常に厳しいものである。
ポジション保有時間は最低でも2分以上必要なのでスキャルピングほぼできない。
また、独自ツール「Profit」では自動売買ができない。
スワップポイントが売も買もすべてマイナスであることにも注意してほしい。
支払い金額自体はそこまで高くないにしても、XLNTradeのスワップポイントは、この記事で紹介している海外FX業者の中で最も不利である。
instaforex(インスタフォレックス)|スプレッド完全ゼロのEurica口座に注目!
メリット
✔︎ 少ない資金で始められる!
- 最大レバレッジ1,000倍・最小取引数量100通貨からなので、証拠金は最低約10円から。
- 最低入金額も1ドルからでいい。
✔︎ Eurica口座ならスプレッドはすべてゼロ!
- ただし、取引手数料が高いのでトータルコストは最も割高。
✔︎ 初心者向きの独自ツール「WebIFX」が使いやすい!
- チャート機能が協力!比較チャートもしっかり搭載。
- instaforexなら、FX口座を銀行預金代わりに利用可能。
- ただし、自動売買はできないので、中上級者はMT4の利用を推奨。
デメリット
✔︎ 日本語サポートは一切なし!
- 公式サイト・サポートは英語のみ。
- 口座開設書類も自分で英語に翻訳して提出しなくてはいけない。
- 日本円口座もない。
BVI FSC※ | なし | 110 種類 |
1,000倍 | 1,000通貨(100通貨) | 良い |
無料(3.0〜8.0pips) | 3.0pips(0.0pips) | 制限あり |
可能 | 4種類 | なし |
※ 取引条件は口座タイプによって異なる。()は、Eurica口座の取引条件。
※ 取引手数料は10万通貨あたりの片道手数料。スプレッドは米ドル円の最小値。
※ 「BVI」は、英国領ヴァージン諸島の略
instaforexの特徴
instaforex(インスタフォレックス)は、ロシアを拠点とするグローバル企業で、多くの企業のスポンサーを務めるなど、海外では知名度の高いブローカーだ。
MT4または独自ツール「WebIFX」を使って取引をする。
日本のマーケットはそれほど重視していない業者なのか、日本語公式サイト・日本語サポート・日本円口座など、日本人向けサービスは一切ない。
口座タイプは、口座通貨の単位が異なる「インスタ口座(1ドル単位)」「セント口座(1セント単位)」の2種類がある。
さらに、それぞれの口座タイプは、取引手数料無料・スプレッド原則固定の「スタンダード口座」と、スプレッドが完全0pipsだが通貨ペアによって取引手数料が発生する「Eurica口座」から選択できる。
「スタンダード口座」はスプレッドが原則固定とはいっても、米ドル円であれば3.0pipsと非常に広い。
それほどハイスペックな口座は必要ない人なら、他社のスタンダード口座をお利用した方が良いだろう。
instaforexの注意点
やはり、日本語対応が一切ないという点が問題で、口座開設書類ですら自分で英語に翻訳して提出しなければならない。
そのため、ある程度英語でコミュニケーションの取れる人でないと、instaforexの利用は控えたほうがいいだろう。
英国領ヴァージン諸島の金融ライセンスは保有しているが、トレーダーの資金を保証する制度が何もないという点も心配なので、instaforexはなかなか自信を持ってオススメできない業者の一つである。
ポイント別に徹底比較!
安全性・信頼性で比較
※ 「その他」は、日本人口座以外のアカウントを管理する別のグループ会社の取得ライセンス
※ 「SV」は、セントビンセント・グレナディーン諸島の略
※ 「BVI」は、英国領ヴァージン諸島の略
※ 2019年4月時点
信頼性の高い金融ライセンスを取得しているか?
安全性・信頼性が高いのは、会社の規模が大きく経営資金も潤沢な、XM・AXIORY・HotForex、Tradeview・FBS・IFC Marketsの6社だ。
IronFX・instaforexは評判があまり良くなく、XLNTradeは2018年に設立したばかりの新興業者なので、まだまだ評価不十分だ。
そのほかは海外では一般的なスタイルの業者で、ハイレバレッジを提供するため規制の緩いマイナーライセンスを取得し、顧客資産と業者資産の分別管理だけが徹底されている。
そのため、信頼性・安全性は、この金融ライセンスを見るのが手っ取り早い。
主に日本人が利用するアカウント・取引口座は、ハイレバレッジと豪華なボーナスを提供するために、規制は緩いがそれほど信頼性はそれほど高くないマイナーライセンスを取得し、営業しているところがほとんどである。
代表的なものに、セーシェルのFSA、モーリシャスのFSC、英国領ヴァージン諸島のFSCなどだが、これらには国内FXで義務付けられている顧客資産の全額返金を保証する信託保全制度などがない。
世界的に信頼性の高い金融ライセンスは、イギリスのFCA、キプロスのCySEC、ケイマン諸島のCIMA、セントビンセント・グレナディーン諸島のFSAなどだ。
これらの金融ライセンスによって直接的に規制・監督を受けるFX口座は、安全性が極めて高い反面、レバレッジが低くボーナスもないため、国内FXと取引条件があまり変わらない。
しかし、別のグループ会社が信頼性の高い金融ライセンスを取得していれば、セキュリティや顧客資産は厳しく管理されているので、グループ全体で考えた場合、一定レベル以上の信頼性があると判断していいだろう。
分別管理が徹底されているか?資産補償制度があるか?
次に大切なのは、業者資金と顧客資金を信頼性の高い銀行でしっかり分別管理しているかどうかである。
分別管理がされておらず、顧客の資金が業者の運営資金に充てられていると、万が一業者が経営破綻した場合に口座資金が全額返還される保証がないためだ。
上記の17社は、すべて分別管理は徹底されている。
しかし、しっかり銀行名を公表している業者は少ない。
自信を持って銀行名を公表できる業者は、それだけ世界的に信頼性の高い銀行を利用していると言えるだろう。
特に、AXIORY・Tradeviewは、万が一経営破綻した際に、外部監査や管財人の仲介によって顧客資産は全額返還される仕組みを採用しているため安心だ。
また、分別管理だけでは不十分ということで、業者独自に保険や補償制度を導入している業者もある。
XM・AXIORY・HotForex・Tradeview・FBS・IFC Marketsの6社は、補償が非常に手厚い。
特に、世界的なグループ企業であるFBS・IFC Marketsの全額補償はさすがと言える。
スプレッドと手数料で比較
一般向け口座(手数料無料・スプレッドが広めのスタンダード口座など)
※ 2019年4月の平均スプレッド
※ トータルコストは1ドル100円で円換算
※ 口座タイプが一つしかない業者は以下の中上級者向け口座に記載
※ 評価はトータルコストで判断
海外FX業者で開設できる口座にはさまざまなタイプがあるが、大きく分けると「手数料無料・スプレッドが広めの一般向け口座」と、「手数料あり・スプレッドが有利な中上級者向け口座」の2種類となる。
「スプレッド+手数料」で考えると、一般向け口座のほうがトータルコストは高いが、スプレッドは比較的安定している。
海外FX業者がどこのリクイディティ・プロバイダ(通称LP)からレートを入手しているかによって、トレーダーに配信できるスプレッドは大きく変わるため、業者の特徴が大きく現れやすいタイプの口座だ。
全体的に取引コストが安い業者は、変動制スプレッドを採用している業者の中ではLAND-FX・MyfxMarkets、原則固定スプレッドを採用している業者の中ではGEMFOREXだ。
instaforexは、圧倒的にコストが高い。
IronFX・FBSは、通貨ペアによって極端に有利なものと不利なものに分かれるので、業者を使い分けるようにしたほうがいい。
中上級者向け口座(手数料あり・スプレッドが有利なECN口座など)
※ 2019年4月の平均スプレッド・取引手数料は1ロットあたりの片道表記
※ トータルコストは1ドル100円・1ユーロ124円・1ポンド144円・1豪ドル78円・1NZドル73円として円換算
※ XMの手数料は他社とは計算方法が異なる。
※ HotForexの手数料は通貨ペアで異なり「3ドルまたは4ドル」
※ TICKMILLの手数料は「取引数量×0.002%」
※ instaforexの手数料は通貨ペアで異なり「3.0〜8.0pips」
※ 評価はトータルコストで判断
中上級者向け口座は、基本的に取引形態にECNを採用している口座が多く、スプレッドは激しく変動するが非常に狭い。
ECNとは取引形態の一つであり、マーケットで他のユーザーとオークション形式で取引をする仕組みだ。
IronFX、IFC Markets・GEMFOREX・is6comは取引手数料が無料なので、スプレッドが狭い中上級者向け口座の中でも圧倒的なコストの安さを実現できている。
特に、GEMFOREX・is6comは、原則固定スプレッドが採用されているおかげで、平常時にスプレッドが大きく拡大することは滅多にない。
IronFX、IFC Marketsは、通貨ペアによっては他社よりもスプレッドが広く割高なものがあるので注意してほしい。
instaforexは、すべての通貨ペアのスプレッドが0pips固定だが、その分だけ非常に高い手数料を支払わなければならない。
通貨ペア数と取扱商品
※ 2019年4月時点
取扱商品の充実度は、上記の通り各社で大きく差がある。
HotForex・IFC Markets・FBS・iFOREXは、FXの通貨ペアの種類は一般的なのだが、そのほかの商品・株式・指数といった銘柄を豊富に取扱っている。
特に、IFC Marketsの合併商品は、通貨・商品などを組み合わせて自分だけの独自ペアを作成できるため、投資戦略の幅は格段に広がる。
iFOREXでは、シンプルで分かりやすい独自のトレードツール を採用することで、初心者でもさまざまな銘柄にチャレンジしやすいよう工夫されている。
ボーナス・キャンペーンで比較
※ 2019年4月時点
※キャッシュバックは1ロットあたりの最大獲得金額(1ドル110円で円換算)
キャンペーン・ボーナスの種類を大きく分類すると、口座開設ボーナス・入金ボーナス・キャッシュバック・その他のボーナスの4種類となる。
口座開設ボーナスは、資金ゼロから取引を開始でき、誰でも気軽にもらうことができる。初心者には特におすすめのキャンペーンだ。
入金ボーナス・キャッシュバックを獲得するためには入金または取引が前提なので、取引スペックも考慮した上でその業者を長期間利用するつもりで選んだほうが良い。
そのほか、業者独自のボーナスやキャッシュバックが充実しているところもある。
ただし、ボーナスを使った取引には、さまざまな制限を設けている業者も多いので、単純に金額だけ見て選ばないように注意しよう。
以下の記事で、さらに詳しく各社のボーナス・キャンペーンを比較しているので、参考にしてほしい。
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【2021年1月】海外FXおすすめ新規口座開設ボーナス(ノーデポジット・未入金キャンペーン)
口座開設ボーナスとは? 入金不要! 資金ゼロからトレードできる! 口座開設ボーナスとは、新規口座開設を条件にもらえる、その業者専用の取引資金のこと。 この口座開設ボーナスを活用すれば、たとえ自己資金ゼ ...
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約定力で比較
※ 2019年4月時点
※ 評価は約定スピード・取引形態・サーバーの安定性で総合的に判断
約定スピードがいつでも安定しているか?
「約定力が高い」とは、「いつでも希望価格で注文が確定する」ということだ。
約定力が低いと、クリックした画面の価格より最終的な注文の確定価格がズレてしまい、「本来より利益が少なく」「本来より損失が大きく」「利益が損失に一転する」など、トレード成績を大きく左右するので厄介である。
約定力は、さまざまな条件で大きく変わるものなので、上記の表の評価はあくまで目安として考えてほしい。
約定力を重視する場合は、XM、AXIORY、TitanFX、LAND-FXがおすすめだ。
ただ、評価が「低い」GEMFOREXなどでも、平常時であれば約定スピードは1秒以内に処理されるので十分早い。
また、どこの業者も平常時の一日平均約定スピードはだいたい0.3〜0.9秒前後なので、そこまで約定スピードにシビアにならなくともスムーズな取引はできる。
約定スピードにこだわる人なら、しっかりと数字で判断したいと思うだろうが、それは非常に難しいことでもある。
実際の計測データや、業者が公表している「注文の◯%を◯◯秒以内に執行!」といったキャッチコピーは確かに参考にはなる。
しかし、「計測期間」「パソコンやスマホの性能」「通信環境」「接続先の取引サーバー」「VPSサーバーの利用」など、さまざまな条件によって変わるため、いつでも誰でもデータと同じ約定力で取引できる訳ではない。
取引形態に透明性が高いNDD方式が採用されているか?
業者の取引形態によっても約定力は変わる。
一部の海外FX業者は、国内FX業者のほとんどが採用しているDD方式(相対取引)のところもあり、普通に取引している分には問題ないが、「大口取引」「過度なスキャルピング」「大きな利益を出す」などすると、急に約定力が落ちる場合があるため注意が必要だ。
常にトレーダーと業者の利益は相反しているため、優秀なトレーダーほど約定拒否や意図的なスリッページ・スプレッド拡大の被害を受ける可能性が高い。
NDD方式を採用する業者であれば、業者が契約するリクイディティ・プロバイダ(通称LP)の中から最も有利な価格が配信される仕組みになっている。
また、顧客の注文は自動的にマーケットに流れるので、基本的に約定拒否や意図的な価格操作は不可能だ。
業者の利益は各種手数料だけなので、トレーダーと業者に利益相反の関係もない。
スキャルピング・自動売買で比較
スキャルピング・自動売買に制限はないか?
※ 2019年4月時点
海外FX業者の多くは、基本的にスキャルピング・EAを使った自動売買にはウェルカムだ。
極端に取引サーバーに負担をかける行為をしない限り、制限なく取引できる。
しかし、GEMFOREX・is6com・XLNTrade・iFOREX・instaforexの5社には注意してほしい。
まず、iFOREXはスキャルピングも自動売買も両方できない。
そのほかの4社は、上記のようにポジション保有時間や取引数量に制限があるため、スキャルピングには厳しい業者だ。
規約違反となると、最悪の場合、口座凍結や利益没収となる。
また、GEMFOREX・is6comの中上級者向け口座は、トレードツールがMT4であるにもかかわらず自動売買ができない。
XLNTradeでは、MT4口座は自動売買ができるが、独自トレードツール 「Profit」を採用している口座では自動売買できない。
ロスカット水準が低いか?スプレッドが狭く約定力は高いか?
※ 2019年4月時点
※ 口座タイプで異なるため最も有利な口座の情報を記載
スキャルピングとは、ポジションを保有してから数秒以内に決済をする取引を、1日に数十回から数百回繰り返し、小さな利益をコツコツ積み上げるトレードスタイルだ。
ポジションを保有すると、最初はスプレッド分は必ず損失を抱えることになる。
スプレッドが狭いほど小さな価格変動でも損失を利益に変えて決済できるため、スキャルピングにはスプレッドの狭さと約定力の高さを最も重視しよう。
また、自動売買では資金不足によるロスカットに注意しなければいけない。
上記17社は、すべてゼロカットが採用されているため、資金以上の損失は発生しない。
借金を抱えるリスクはないが、「レバレッジが高い」かつ「ロスカット水準が高い」ほど、口座の余剰資金を圧迫し、ほんの少しトレンドが逆行しただけでもロスカットは発動してしまう。
国内FX業者のロスカット水準は100%なので、取引に使っている有効証拠金と同額の余剰資金を口座に残しておかなくてはいけない。
ほとんどの海外FX業者のロスカット水準は20%や30%と低いが、Tradeviewは国内FXと同じ100%なので注意が必要だ。
iFOREXは、ロスカット水準0%を採用している業者だが、自動売買自体できない。
また、EAなどの自動売買プログラムは、最大ロット数・最大ポジション数が決まっているので、業者の最小取引数量・最大取引数量も意識するようにしよう。
トレードツールや各種サービスが充実しているか?
:Windows対応 :mac対応
※ 2019年4月時点
スキャルピング・自動売買をするなら、トレードツールや各種サービスも重視しよう。
ほとんどの業者は、MT4で取引をするが、最近では機能が改善された最新バージョンのMT5を導入している業者も増えてきた。
どちらも無料・有料のEA(自動売買プログラム)を使った自動売買ができる。
また、キプロスにあるSpotware System社が開発した「cTrader」は、スキャルピングをする人には非常に人気のトレードツールだ。
短期売買に特化した機能を備え、もちろん自動売買もできる。
上記の17社の中では、AXIORY・Tradeview・FxProの3社でしか取扱っていない。
注意しなければならないことが、MT4・MT5・cTraderの自動売買プログラムはそれぞれ開発言語が異なるため互換性がないということ。
MT4のEAをMT5やcTraderで利用すること、またはその逆も不可能だ。
業者を変える際には、自分の持っている自動売買プログラムが次の業者で使えるかどうかも意識しよう。
また、この3つのトレードツールはすべてWindowsソフトだが、業者によってはmacに対応させたトレードツールをダウンロードできるところもある。
mac対応のトレードツールがない業者は、一般的にPlay On Macといったmac上でWindowsソフトを稼働させるフリーソフトなどで対応できる。
しかし、インストールが面倒なのと、予期せぬ誤動作や文字化けを起こすことがあるため、なるべく業者が提供するmac対応のトレードツールを使った方が良い。
ただし、本格的に自動売買をする場合は、EAを24時間稼働できるVPSサーバーを契約することが一般的であり、トレードツールはそのVPS業者のWindowsサーバーにインストールして取引するのでmacでも大丈夫だ。
macユーザーは、「mac対応トレードツールのある業者を選ぶ」「Windowsパソコンを用意する」「VPSサーバーを利用する」のいずれかの対策をとれば問題ない。
また、自動売買をサポートするサービスを提供している業者も多い。
GEMFOREXユーザーは、口座残高に応じた数のEAを毎月無料でダウンロードできる。
一定の条件をクリアすれば、無料でVPSサーバーが利用できる業者も多い。
スワップポイントで比較
※ 2019年4月19日時点
※ 0.1ロットあたりの金額
※ 1ドル110円で円換算(小数点以下四捨五入)
※ 上段が「買」・下段が「売」
海外FXの利益は、基本的に為替差益が中心であり、スワップポイントで稼ぐことはあまり期待できない。
スワップポイントは各通貨の金利差のことであり、ポジションを保有したまま日をまたぐことによって、1日ごと「受取り」または「支払い」が発生するというものだ。
スキャルピングやデイトレードメインなら気にしなくてもいいが、ポジションを長期期間保有することになるEAで自動売買をする場合には、コストにもなれば利益にもなるため、業者選びで注目しなければならないことの一つだ。
「受取り」か「支払い」かは、基本的に売買方向で変わるが、金額は業者・通貨ペアによって全く違う。
例えば、ユーロ円・ポンド円はほとんどの業者が売も買も支払いで、現在の相場は0.1ロット(1万通貨)1日あたり-40円〜-50円である。
しかし、業者と通貨ペアによっては国内FXレベルのスワップポイントが獲得できるものもある。
ある程度スワップポイントがもらえる通貨ペアは、上記の表にある5種類だ。
各社を比較すると、XM、TitanFX、IronFX、FxPro、TICKMILL、iFOREXは、全体的にスワップポイントが高い。
逆にXLNTradeは、上記の通貨ペア5種類すべて売も買も支払いとなるため、注意しなければならない。
自動売買や日をまたくトレードをする場合には、自分が主に取引する通貨ペアのスワップポイントもしっかり考えて、業者を選ぶようにしよう。
日本語サポートで比較
:電話 :メール :チャット :LINE
※ 2019年4月時点
※ 営業時間は夏時間の場合
海外FX業者でも、日本語サポート・日本語公式サイトに力を入れている業者は非常に多いが、その日本語レベルや対応品質にはかなり差がある。
FBSとIFC Marketsは、日本人スタッフが在籍しておらずGoogle翻訳を使ったサポートなので、日本語ではコミュニケーションがうまく取れない。
複雑な案件の対応には、不安を感じるレベルだ。
IronFX・Tradeview・FBSは、公式サイトの日本語が少々おかしいため、口座開設に手間取ってしまう可能性もある。
しかし、日本語サポートは問題ないので、分からない点があれば問合せすれば良い。
MyfxMarketsには、日本語公式サイトがないため口座開設には少し手間取るかもしれないが、口座開設後のマイページは完全な日本語表示に切り替えでき、サポートも日本人スタッフが対応してくれるため安心である。
instaforexは日本語対応が一切できず、口座開設書類も自分で英語に翻訳してから提出しなければならない。
国内FXとは何が違うの?